その差別化に意味はあるのか?【Voicy文字起こし/西野亮廣エンタメ研究所 】

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無駄になる努力をするな

昨夜ですねスナック西野 YouTube のメンバーシップの収録がございまして蜷川実花さんにゲストに来ていただいたんですけど本当に面白かった。 と最初から最後までずっと面白かったんでぜひ見ていただきたいと思いますメンバーシップ登録はですね西野亮廣エンタメ研究所の公式 YouTube チャンネルから探してみてくださいですねお聞き及びかもしれませんが僕はですねエンターテインメントを生業とさせてもらっているんですね猫のエンターテインメントというのは職業の掛け算言ってコラボレーションつねが例えば食かけるエンタメとかスポーツかけるエンタメとトイレットペーパー鍵のためとか B をかけられた女とかそういう感じですね無限取り合ってですねおかげさまで毎日いろんな会社さんと接点を持たせてもらっているんですね特に今はですね映画えんとつ町のプペルもあってですねそうゆうたコラボの依頼は多かったりこれもめちゃくちゃありがたいですどうもありがとうございます 加えてですね僕はですねサランメンバーさんのコンサルなんかもさせてもらっていてこれから4人で行こうとするですね彼らの戦略を聞いては偉そうにあだこうだ言わせてもらっています他のコンサルとのですね大きな違いですねあの相談に乗ったら気持ちが入っちゃって高確率でそのサービスのお客さんになっちゃうっていうその素人感が拭えていないっていう点ですね先日も20万円でさらメンバーさんのコンサルを受けて最終的には100万円支援させていただくって言う何をしてるかよくわかんないっていうそういう事態に陥ってますまあの色んな会社さんと日々お付き合いさせて頂いてますよっていう話ですねご一緒させていただくのはですね大きな会社さんもあれば小さな会社様ってどの会社もですねそしてどのクリエイター も生き残りをかけてですねあの手この手で戦略を立てられているんですけれどもまなかでもですねよく議題に出てくるワードとして差別化っていう言葉があるんですね差別化を図るとかでよく聞きますね小さな会社の戦略会議とかではもう5分に1回ぐらいはどこで差別化を図っていきますみたいなそういう言葉がよく出てくるとまぁ当たり前っちゃ当たり前ですね小さな会社からするとですね差別化を図らないと思うてに喰われちゃうんでねまああの手この手でですね差別化を図って自分たち独自の道を探っているとで今日はですねこの小さな会社さんとかま言ってしまったら弱者と言われる人に向けての話になると思うんですけれどもこの差別化を図るっていうテーマでですね議論する時にそういう間もよくたち んですけれども近くで見ているとですね結構な割合で抜け落ちてる基準と言うかチェック項目があるなと思っておりましてそれが何かと言うとですね無効化できない差別化を図るっていうポイントですねその差別化を図るのはもちろん大事なんですけども無効化できない差別化っていうのがすごく大事であると当然ですけども小さな会社がですね独自の商品にヒットを飛ばせば絶対真似してくるんですね成功すればするほど大手が真似してくるとするとですね一週間後にはもうそれは独自の商品ではなくなってしまってあとは勝つの勝負で大手に飲まれてしまう そのせいかいればするほどまでされてしまって成功すればするほど飲まれてしまうっていう子がなんかつまるところを努力なので 無駄になっちゃうんですねここでこの話を聞くとですねまあそんなことはわかってるよってあのほとんどの方が思われると思うんですけども今ご自身がやられてるお仕事アプローチを冷静に振り返っていただきたいんですけども今あなたがやられてるそのアプローチそれがまねできません 今となったらだけ来ると思うけどやむしろですねいや僕の活動は大手には絶対に真似できないと即答できた人なんてもう1%もいないと思うねこれ面白いですよねみんな頭では理解してるし他人のアプローチは冷静に判断できているのにこうと自分のアプローチになった瞬間ほとんどなかったですねえ差別化できていないかもしくは大手に真似される差別化をしてしまっているのどちらかなんで僕いろんな方とお話しさせていただくんですけども大体この二つなぜ差別化できていないかもしくはオートに真似される差別化をしてしまっている これはねっていうか寿命が長くないんですよその道を選んでしまうとこれ絶対ダメでやらなきゃいけないのはと言ったら無効化できない差別化図るっていうことですね例えば僕で言うとですねまチックタック約束の時計台という絵本2冊の絵本がありますですねこの絵本の中に万願寺っていう実際に存在するお寺の山門が出てくるんですね去年はですねこの万願寺オブたいんですねチックタック光る絵本と光る満願寺店っていうですね個展を開催してびっくりするぐらい大盛況だったんですけどもこれって大手が真似できないんですね たとえ本がかけてたとえ予算が用意できたとしても万願寺でそんなことにできないんですよ じゃあ何故西野できたかっていうと理由はいたってシンプルで西野の地元だからっていうことですね地元の方の理解がないと住宅街のど真ん中にある万願寺て数万人を動員するイベントなんて絶対にできないんですねもう少し規模の大きな話をするとですね今年映画化されるえんとつの町のプペルっていう作品はですねハロウィンの夜に街にやってきたゴミ人間の物語なんですけれどもこれって日本の作品なんですね日本人の作品が強ハロウィンっていうのは本来収穫祭であってそのアイコンっていうのはかぼちゃとかなんですねよく言わせないかぼちゃにかぼちゃを切り抜いてこうくり抜いて米と書くとか作ってジャックオランタンが出てくる収穫祭のアイコンでかぼちゃのハロウィンのアイコンってカボチャだ 日本一歩です日本のハロウィンはです皆さんご存知の通りですね収穫祭の文脈を組んでおらんですね日本のハロウィンシンプルにコスプレ大会なので毎年ハロウィンの夜には大量のゴミが発生するんですねハロウィンかけるゴミっていう組み合わせは意外や意外と言ってしまったら西日本ならではの打ち出し方で言ってしまったらですね時代劇とか忍者みたいなノリですねえ海外の方が真似しようと思ったらすでに根付いてしまってる収穫祭の文化が邪魔しちゃうんですねなんでハロウィン猫みたいな味だと差別化を図るときっていうのはですねこういった感じですね大手が真似をして無効化することができないようにこういう感じでコピーガードがかかっているところ に手を出す必要があって小さな会社が差別化の議論をする時ですねそこがごっそり抜けてる場合があるんで気をつけてみてくださいっていう話ですラジオではですねこうして差別化の方法についてお話しさせていただきましたが今日の消さオンラインサロンはですねその実践編として記事を書きたいところで今日はちょっとだいぶ面白いですねと作戦を思いついて実行しようと思うんで興味がある方は覗いてみてください僕が映画えんとつのプペルを仕掛けていくかというテーマですねそういった反響のサロンで書きたいと思うので覗いてみてくださいというわけで長々とお付き合い下さいましてありがとうございましたそれでは素敵な1日をお過ごしくださいキングコングの西野亮廣でしたじゃあまたね

 


お聞き及びかもしれませんが、僕は「エンターテイメント」を生業とさせてもらっています。

で、この「エンターテイメント」というのは職業の掛け算(コラボ)が、「食×エンタメ」とか、「スポーツ×エンタメ」とか、「トイレットパーパー×エンタメ」とか、「美容室×エンタメ」……といった感じで、無限通りあって、おかげ様で毎日いろんな会社さんと接点を持たせてもらっています。

特に今は、映画『えんとつ町のプペル』もあって、そういったコラボの依頼は多かったりします。
めちゃくちゃありがたいです。

くわえて、僕はサロンメンバーさんのコンサルもさせてもらっていて、これから世に出て行こうとする彼らの戦略を聞いては、偉そうにああだこうだ言わせてもらっています。

他のコンサルと大きな違いは、「相談に乗ったら、気持ちが入っちゃって、高確率で、そのサービスのお客さんになっちゃう」という素人感が拭えていない点です。

先日も、20万円でサロンメンバーさんのコンサルを受けて、最終的には100万円を支援させていただきました。

もう、何をしているのかが自分でもよく分かっていません(笑)

まぁ、「いろんな会社さんと日々お付き合いさせていただいていますよ」という話です。

ご一緒させていただくのは、大きな会社もあれば、小さな会社もあって、どの会社も、どのクリエイターさんも、生き残りをかけて、あの手この手で戦略を立てているのですが、中でもよく議題に出てくるワードとして「差別化」という言葉があります。

「差別化を図る」って、よく聞きますよね。

小さな会社の戦略会議では、5分に1回は「どこで差別化を図っていきます?」という言葉が出てきます。

当たり前っちゃあ、当たり前なんです。
小さな会社からすると、差別化を図らないと大手に食われちゃうので。
あの手この手で、自分達独自の道を探る。

で、今日は「小さな会社さん」に向けてお話しているのですが…

この「差別化を図る」というテーマで議論する時に、近くで見ていると、結構な割合で抜け落ちている「チェック項目」があります。

それは、「『無効化できない差別化』かどうか?」というポイントです。

「差別化を図る」のは勿論大事なのですが、「無効化できない差別化を図る」ということが大事です。

当然ですが、小さな会社が独自の商品でヒットを飛ばせば、大手はそれを真似てくるわけじゃないですか。
すると、1週間後には、もうそれは「独自の商品」では無くなり、あとは数の勝負で大手に飲まれてしまう。

ここで、この話を聞くと「そんなことは分かってるよ」と、ほとんどの方が思われると思うのですが、
じゃあ、今、ご自身がやられているお仕事(アプローチ)を冷静に振り返っていただきたいのですが、今、あなたがやられているそのプローチ、それって、大手が真似できません?

今、「うっ」となった方、結構、いらっしゃると思います。
むしろ、「いや、僕の活動は大手には絶対に真似できない」と即答できた人なんて、1%ぐらいだと思います。

これ、面白いですよね。

皆、頭では理解しているし、他人のアプローチは冷静に判断できるのに、こと自分のアプローチになった瞬間に、ほとんどの方が「差別化できていない」か、「大手に真似される差別化をしてしまっている」のどちらかなんです。

たとえば、僕でいうと、『チックタック 〜約束の時計台〜』という絵本があって、この絵本の中に「満願寺」という実際に存在するお寺の山門が出てくるんです。

で、去年は、この満願寺を舞台に『チックタック 光る絵本と光る満願寺展』という個展を開催して、ビックリするぐらい大盛況だったのですが、これって大手が真似できないんですね。

たとえ絵本が描けて、たとえ予算が用意できたとしても、満願寺でそんな個展はできないんです。
じゃあ、なぜ、西野はできたかというと、理由はいたってシンプルで「西野の地元だから」です。

地元の方の理解がないと、住宅街のど真中に数万人を動員するイベントなんてできません。

もう少し規模の大きな話をすると、今年映画化される『えんとつ町のプペル』という作品は、「ハロウィンの夜に街にやってきたゴミ人間」の物語なんですが、これって「日本」の作品なんです。

ハロウィンというのは本来、収穫祭であって、そのアイコンは「カボチャ」とかなんですね。

日本のハロウィンは皆さんご存知の通り、収穫祭の文脈をくんでおらず、シンプルに「コスプレ大会」です。
なので、毎年、ハロウィンの夜には街に大量のゴミが発生するんですね。

「ハロウィン×ゴミ」という組み合わせは、言ってしまったら「日本ならでは」の打ち出し方で、言ってしまえば「時代劇」とか「忍者」みたいなノリです。

海外の方が真似しようと思ったら、すでに根付いてしまっている「収穫祭」の文化が邪魔しちゃうんです。

差別化を図る時は、大手が真似をして無効化することができないように、こういう感じで「コピーガード」がかかっているところに手を出す必要があって、小さな会社が差別化の議論をする時に、そこがゴッソリ抜け落ちている場合があるので気をつけてみてください。

今日のオンラインサロンの記事は、この「実践編」を書ます。
今日の記事はメチャクチャ面白いと思います。

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