数字の読み方・使い方【Voicy文字起こし/西野亮廣エンタメ研究所 】

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「数字を読めない人」を利用して、上手くやる人と、策に溺れる人

お知らせするとですね今日からですねスナック西野っていう YouTube のメンバーシップ有料チャンネルがスタートしますこちらはですね月に2度程西野亮廣の自宅にですね西野亮廣の友達を呼んでめちゃくちゃ飲みながら喋る電話宅飲みを本当にそのままま編集して配信させて頂くというそういう番組ですね初回ゲストはですね限定 あのみのわこうすけさんそして先々は8次会はですね蜷川実花さんそしてその次はそろそろ美味しい代表のですね大型さんですね音声メディアがどうなるのかみたいな話を聞いていきたいなーなんか思っております西野亮廣エンタメ研究所の公式 YouTube チャンネルの方でもメンバーシップっていうのがありますから興味がある方はそちらを覗いてみてくださいというわけで今日はですねちょっと数字についてのお話をしたいんですけどもなんとなくですね去年あたりまではですねオンラインサロンのような有料のこの閉じたインターネットは批判対象であったんですけれどもここに来て例えばカンニングの竹山さんだとかオードリーの若林さんといった認知度も影響力もある方々が続々とね有料の閉じたインターネットに参戦を表明されてオナニーしたらもこういうものに違いないいうその想像 で批判している方のですねまた千葉がちょっと危ぶまれてきたかっていうのがありますよね僕自身ですねオンラインサロン運営していますし78個のオンラインサロンに入らせてもらっているからまあよくわかるんですけども多くのサロンオーナーですねサロン以外の活動にはほとんど興味を持っていないんですね とにかく建設的な議論をして前に進みたいのでただ荒らしたいだけの人との議論の場を徹底的に切り捨ててるんですそれはそうですよねただ荒らしたいだけの人を理論でとても説き伏せられたということにも逆上しちゃって魔除けに暴れまわっちゃうんで用のですねオンラインサロンオーナーさんや YouTube のメンバーシップをやられてる方々はですねただ荒らしたい人が混じっている会議室で議論したい人はここ話を前に進めたい人しかいない会議室で機能したいと言った感じで住み分けしているとなのでいつまでたっても前に進まない俗世間との情報格差がどんどんどんどんどんどんどんどん広がっていくわけですがとはいえね今有料コミュニティのオーナーさんが影響力を持ってるのってちょっと不思議じゃないですかだって有料コミュニティの会員数なんてせいぜい数百人とか雨 多くても数千人程度ですよ一方 SNS のフォロワー数や無料コミュニティの人数っていうのは数万とか数十万とか場合には数百万人っていうのはザラにありますよねいくら有料コミュニティの人たちがそれこそ最先端の情報を持っているとはいえとても太刀打ちできる数じゃないはずなんですよにもかかわらずどうやら有料コミュニティのオーナーさんとかって何か影響力持ってますよねここが今日のお話のポイントなんですけども今日はですね数字の読み方使い方っていうテーマでお話ししたいと思います数字でめちゃくちゃ分かりやすいんですね一個よりも10個の方が多いことは誰でも分かるし12よりも102の方が多いことは誰でもわかるでもって数字っていうのは事実じゃないですかなのでみんな数字をめちゃくちゃ信用してるんですね ただみんながめちゃくちゃ信用しているものであるからなおのことを数字というのは印象操作によく使われる例えばさっきの話でいうと有料コミュニティは毎月退会者がいるのでカウントされてる人数というのは現在の会員数なんですねサロンオーナーさんの情報をちゃんと受け取っている人数ですね一方で フォローって一時解除しないじゃないですか外さないとね解除する方が面倒なのででもじゃあすべての投稿を読んでるかって言うともはい読んでもないですよね僕達フォローしてる人の投稿中もほぼ呼んでないですよねつまり SNS のフォロワーって現在情報をちゃんと受け取っている人数ではなくてこれまでに情報を受け取ったことがある人数なんですねつまり累計人数です累計人数なので極端な話ね極端な話これまでに情報を受け取ったことがある人数が100万人で現在情報をちゃんと受け取っている人数が6人行くことが起きてるだけどフォロワー数100万人と表示することができるんですねこれで盛り上がっているように見せてもうお客さんを呼んでいるとなのでそれこそね国内最大のオンラインサロン理由物 ろうと思ったらその気になれば前に3週間あればできると思います有料のオンラインサロンとは別で累計人数でカウントされる無料のオンラインサロンを開設してその二つのサロンの合計人数を出してほら見ろ俺が国内最大だとか言えちゃうあの数字ても印象操作にかようにでも使えるんですねこれは積極的にやってるのが新型コロナウイルスのニュースを扱っているテレビですね コロナもですね今一番その数字が大きく見える感染者数っていうかずおですね1枚出してるとそしてなんならですね累計感染者数まで出しちゃう 累計感染者数に何の意味があるのって話じゃないですかあの数字に今日交通事故で亡くなった人の数を出してその後にこれまで交通事故で亡くなった人の数を出されても何を思えばいいのって話ありませんだって今日交通事故で亡くなる人の数は年々減ってるのにこれまで交通事故で亡くなった人の数ってのはここは足し算だからこれ年々増えるわけじゃないですか交通事故を本当に無くそうと思ったら本来見なきゃいけないのは交通事故で亡くなられたかたの累計人数ではなくてどれだけ改善されているか交通マナーがどれだけ改善されていてどれだけの結果が出ているかっていう部分ですよねテレビのコロナの報道も同じなんですねやったら感染者数を出すけど実効再生産数はあまり表には出さないで 実効再生産数というのはもう一人の感染者が平均して何人に感染させるかという数字ですね実効再生産数が2だったら一人の人が平均二人に感染させちゃってるので感染は拡大する一方で実効再生産数が0.9だ 京急にしか完成させていないので観戦は収束に向かっているとつまり検査の数をめちゃくちゃ増やして本日の感染者は100万人ですこれは今年4月の1日平均の1万倍のカツです緊急事態です皆さん不要不急の外出は控えて下さいと報道されても実効再生産数が0.1だ 収束してるんですねただてるよそれをしない不安を煽って家に留まってもらった方が視聴率を稼げるのでただその視聴率の稼ぎ方はあんまり意味ないどころかむしろマイナスで外出を止まらせて家に居させてしまうと例えば吉野家からすると今吉野家の CM を出したところで意味がないわけじゃないですか人が外に出てないので壊れて CM を出す資金面でも体力ももうなくなってきているとこの漢字でテレビに CM を出したい企業が減るのでテレビの広告収入が減っちゃうから最終的に首が締まるのはテレビ局ですねここが結構地獄だなと思っていても不安を煽ったところで経済が止まって最終的に首が締まるのは広告費で生きている我々なのだからもう僕らの番組はいたずらに不安を煽るような報道はやめようってどっかの番組が言い出しても不安っていうもの人の生活にリアルに直結しますから最も人の興味を引くカテゴリであることは間違いないので同時間帯に流れてる不安を煽ってる番組に視聴率で負けちゃういたずらに不安 煽ることを辞めた人が損をする仕組みになってるこういう風に数字を読み取って一方で数字を使ってる人見ているとうまくやっているなーっていう人と策に溺れてるなーっていう人が見えてきて結構面白いですね基本的には中身が伴っていない数字で鳥作りすぎちゃうと思わろくなことがないなーっていうのが僕の結論ですねそんなこんなで僕は今日もオンラインサロンの投稿をコツコツと頑張ります今日は新型コロナウイルスに泣かされてる人を助ける策を思いついたのでサロン内で癒してみたいと思います今日本中がつくと思いますが誰一人傷つけない優しい革命のお話です興味がある方はオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所を覗いてみてくださいそれだ的な1日をお過ごしくださいキングコングの西野亮廣でしたじゃあまたね


数字の読み方・使い方

なんとなく去年あたりまでは、オンラインサロンのような「有料の閉じたインテーネット」は批判対象であったのですが、ここにきて、たとえばカンニングの竹山さんやオードリーの若林さんといった認知度も影響力もある方々が続々と「有料の閉じたインターネット」に参戦を表明されて、一般化されてきましたよね。

「オンラインサロンはこういうものに違いない」と想像で批判している人の立場が危ぶまれてきた感があります。

僕自身オンラインサロンを運営していますし、7〜8個のオンラインサロンに入らせてもらっているから、よく分かるのですが、多くのサロンオーナーさんはサロン以外の活動にはほとんど興味を持っていません。

とにかく建設的な議論をして前に進みたいので、「ただ荒らしたいだけの人」との議論の場を徹底的に切り捨てているんです。

そりゃそうですよね。

「ただ荒らしたいだけの人」を理論で説き伏せても、説き伏せられたことで余計に逆上して、暴れまわるので、世のオンラインサロンオーナーさんや、YouTubeのメンバーシップをやられている方々は、「ただ荒らしたい人が混じっている会議室で議論したい人はコチラ」「話を前に進めたい人しかいない会議室で議論したい人はコチラ」という感じで棲み分けしています。

なので、いつまでたっても前に進まない俗世間との情報格差がどんどん拡がっていくわけですが、とはいえ、今、有料コミュニティーのオーナーさんが影響力を持っているのって不思議じゃありません?

だって、有料コミュニティーの会員数なんて、せいぜい数百人、多くても数千人程度です。

一方、SNSのフォロワー数や、無料コミュニティーの人数は、数万、数十万、数百万人というのがザラにある。

いくら、有料コミュニティーの人達が最先端の情報を抱えているとはいえ、太刀打ちできる数じゃない。

にも関わらず、有料コミュニティーのオーナーは、どうやら影響力を持っていますよね。

ここが今日のお話のポイントです。

今日は「数字の読み方・使い方」というテーマでお話ししたいと思います。

数字って、めっちゃ分かりやすいんです。

「1個」よりも「10個」の方が多いことは誰でも分かるし、「10人」よりも「100人」の方が多いことは誰でも分かる。

でもって、数字というのは「事実」じゃないですか。

なので、皆、数字をメチャクチャ信用しているんですね。

ただ、皆がメチャクチャ信用しているものであるから尚のこと、数字というのは【印象操作】に使われる。

たとえば、さっきの話でいうと、有料コミュニティーは毎月退会者がいるので、カウントされている人数というのは「現在の会員数」です。

サロンオーナーさんの情報をちゃんと受け取っている人数ですね。

一方で、SNSのフォロって、いちいち解除しないじゃないですか?

解除する方が面倒なので。でも、「じゃあ、全ての投稿を読んでいるか?」というと、もはや読んでもいない。

つまり、SNSのフォロワーって、「現在、情報をちゃんと受け取っている人数」ではなくて、「これまでに情報を受け取ったことがある人数」なんです。

つまり累計人数です。

累計人数なので、極端な話、「これまでに情報を受け取ったことがある人数」が100万人で、「現在、情報をちゃんと受け取っている人数」が6人ということが起きている。

だけど、「フォロワー数100万人」と表示することができるんです。

これで盛り上がっているように見せて、お客さんを呼んでいるわけですね。

なので、「国内最大のオンラインサロン」を作ろうと思ったら、その気になれば2~3週間でできると思います。

有料のオンラインサロンとは別で、累計人数でカウントされる「無料のオンラインサロン」を開設して、その二つのサロンの合計人数を出して、「ほら見ろ。俺が国内最大だ」と言える。

僕の場合だと無料のサロンコミュニティーも足せば、「僕のサロン会員は20万人です」と言うことができる。恥ずかしいので言いませんけども。

数字って【印象操作】にいかようにでも使えるんですね。

これを今、積極的にやっているのが、新型コロナウイルスのニュースを扱っているテレビです。

コロナも、一番数字が多く見える「感染者数」という数を一番前に出す。

そして、なんなら「累計感染者数」まで出しちゃう。

「累計感染者数」に何の意味があるの?って話じゃないですか(笑)?

「今日、交通事故で亡くなった人の数」を出して、その後に、「これまで交通事故で亡くなった人の数」を出されても、「何を思えばいいの?」という話じゃありません?

だって、「今日、交通事故で亡くなる人の数」は年々減っているのに、「これまで交通事故で亡くなった人」の数は、ここは足し算だから、年々増えるわけじゃないですか?

交通事故を亡くそうと思ったら、本来、見なきゃいけないのは、「交通事故で亡くなられた方の累計人数」ではなくて、「どれだけ改善されているか?」という部分ですよね。

テレビのコロナ報道も同じです。

やたら、「感染者数」を出すけど、「実効再生産数」は、あまり表には出さない。

「実効再生産数」というのは、「一人の感染者が平均して何人に感染させているか?」という数字ですね。

実効再生産数が「2」だったら、一人の人が平均二人に感染させちゃっているので、感染は拡大している。

一方で、実効再生産数が「0.9」だったら、一人の人が平均0.9人にしか感染させていないので、感染は終息に向かっているわけですね。

つまり、検査の数をメチャクチャ増やして、「本日の感染者は100万人です。これは今年4月の1日平均の1万倍の数です。緊急事態です。皆様、不要不急の外出は控えてください!」と報道されても、実効再生産数が「0.1」だったら、コロナはほぼ終息しています。

ただ、テレビはそれをしません。

不安を煽って家にとどまってもらった方が視聴率を稼げるからです。

しかし、その視聴率の稼ぎ方はあんまり意味がないどころか、むしろマイナスです。

外出をとどまらせて、家にいさせてしまうと、たとえば吉野家からすると、今、吉野家のCMを出したところで意味が無いわけじゃ無いですか?

人が外に出ていないので。

くわえて、CMを出す資金面での体力もあまり無い。

こうなると、テレビにCMを出したい企業が減るので、視聴率が上がっても、広告収益が減っちゃうから、最終的に首が締まるのは、テレビ局です。

ここは結構、地獄だなぁと思っていて、

「もう、不安を煽ったところで、経済が止まって、最終的に首が締まるのは広告費で生きている我々なのだから、イタズラに不安を煽るような報道はやめよう!」

と、どこかの番組が言い出しても、「不安」というものは人の生活にリアルに直結しする最も人の興味をひくカテゴリーであることは間違いないので、同時間帯に流れている「不安を煽っている番組」に視聴率で負けてしまう。

テレビは今、「イタズラに不安を煽ることを辞めた番組」が損をする仕組みになっている。

こういう風に数字を読み取って、一方で「数字を使っている人」を見ていると、上手くやっている人と、策に溺れてある人が見えてきて、結構、面白いです。

基本的には、中身が伴っていない数字で、取り繕いすぎちゃうと、ロクなことがないなぁというのが、僕の結論です。

そんなこんなで僕は今日もオンラインサロンの投稿をコツコツと頑張ります。

今日は、新型コロナウイルスに泣かされている人を助ける策を思いついたので、サロン内で提案してみたいと思います。

日本中がザワつくと思いますが、誰一人傷つけない優しい革命のお話です。

興味があるかたはオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を覗いてみてください。

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