ボイスメディアVoicyの「西野亮廣エンタメ研究所」チャンネルの文字起こしメモをしています。ほぼ写経のような感じでやっています。書き損じはご愛嬌で。
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必ず潰れる会社のリーダーの行動パターン
今日はですね回収を急いで負ける人っていうテーマでお話ししたいんですけどもちょっとねあの待ってる人っていいですねこのラジオを聴きの結構な方が実はそちらに該当するんじゃないかなと思いながらなのでちょっとゾクッとする話かもしれませんがずっと前からね面白いなと思ってることがありましてただこの話はね理屈で言うと完全に正解だから丁寧に話さないと強制力が働いてしまっまずはですね僕自身に絶対に強制したくないっていうことですねくれぐれも僕個人の取り分を増やすことを目的で話しているわけではないということを先にお伝えしておきたいです少し回りくどい話し方でやなんですけども部屋に行きたいので僕の下心ですね最近 お話しておきますね僕は自分の作品が広まればいいって考えている人間なんですね広まりさえすれば収益化するポイントは後からいくらでも設定できるのでまずは広まればいいと思っていますこの一点ですこれが僕の下心で広まればいいっていうだけですねこれが僕の下心ですなので僕は自分の作品の権利を解放してるんですね煙突負けるにしても何にしても道具を使ってくださいっていう状態にしているともちろん著作権というものあるんですけれどもその権利を行使するのは道徳的にどうなのっていう時頭ですね そこで問題があった時に大きな責任が運営母体の方にのしかかってくる場合のみですね例えば煙突松延くれる幼稚園っていうのが勝手に作られてそこでもし虐待とかがあったらキンコン西野幼稚園で虐待というニュースになるわけじゃないですかそこで僕が運営母体が違っていて説明してもおそらく世間はそれを聞き入れずんですねキンコン西野=えんとつのプペルとしてとらえているのでキンコン西野が手がける他のエンタメサービスんですねま大きな影響を与えてしまうとそれが悪いのでそういうサービスに関してはきちんと契約を結びましょうとこれとこれをやったんですよみたいな 契約書結んでやらせていただいているんですけれども勝手に来られるんですね あの2000円っていうアダルトグッズが発売されていましたがみんな面白がってしちゃうやつですちん凸待ちのア**というタイトルの AV の企画が持ち上がってるっていうの聞いて最高だと思っていたりしますねここからが本題なんですけどもそんな感じで権利を何してねどうぞどうぞ使ってくださいただで使ってもらってオッケーですでやらせてもらっているんですけども優秀な経営者さんほど売り上げのスーパー銭湯を受け取って 向こうから言ってくるんです 僕は無料でいいよって言ってんのに向こうからですね売上のスーパー銭湯受け取ってくださいよっていうのを言ってくるんですねでも理屈で考えたらそりゃそうなんですよその方が圧倒的に正解なんですだってそのサービスの取り分を西野に渡したら西野からするとそのサービスが盛り上がれば盛り上がるほど自分の取り分が大きくなるわけですからそのサービスを積極的に殲滅しますよねもちろん僕はあの生活に困ってる人間ではないのでそこで頂いたお金っていうのは絵本を買って子供たちに寄付させていただくか今回みたく被災地支援か何かに使って頂きますよつまりそのサービスが盛り上がれば盛り上がるほど子供たちが喜んでくれたり被災地の方が救われたりするわけですから僕はそのサービスを破れず積極的に宣伝するんですね積極的に集客のお手伝いをするそれはそうですよね 経営者さんなら高校でそろばんをちゃんと弾くべきで毎日コツコツと SNS で自分の宣伝をするぐらいならばお店の売上のパーセンテージを西野に渡して発信力がある西のにお店の宣伝をさせた方が集客は増えるわけじゃないですかはてな自分の取り分が増えるわけじゃないですかでも未熟な経営者さんってそれやんないんですよ西野ニトリ文を渡すってのはまぁ結果的にはこれ宣伝費になると思うんですけれども宣伝費をかけたくないから自分で発信をするこれが大きな間違いで自分の発信って無料じゃないんですよそこに自分の時間を割いてる限りそこには目には見えないが時給が発生しているとその時間を使えば別の売上を作ることだってできるのにそれを拒否してるわけだから入ってくるお金を拒否してるわけだからそして自分で安心してしまってるからえーとつまりですね 妊娠させるのも自分で宣伝するのも結局どちらもお金払ってるんですこの時揉んだらですね自分の発疹があまり見られていないっていうことですねせいぜい数十人の身内しか見てないこれじゃお店回らないんですよつまり広告効果のない広告をずっと買い続けてるって言う話ですね これっていかに自分のサービスの株をいい感じに他人に持たせるかっていう話だと思うんですけれども私が成功してれば得をする人は私の応援を積極的にしてくれるわけじゃないですかだったらそういう人たちを一人でも多く作った方がいいのに私の店の売り上げは絶対に渡さない私の店の売上は全て私のものとしてしまう経営者が少なくないそうすると集客から何から全部一人でやらなくちゃいけなくなるからジリ貧になるんですねわかりやすい所吉本興業のグッズの宣伝をしてる吉本芸人見たことないですよね劇場の靴コーナーとかで NON STYLE 井上の家は置いてるんですけども NON STYLE 井上の SMS のタイムラインでうちわ買って下さいと言ってみたことないですよねそれはそうなんですようちはの売り上げが入ってないからです井上からすると宣伝する理由がないんですね 結果どうなるかっていうとグッズ開発の社員が NON STYLE の井上さんのうちわが発売になりました後誰からも見られているその社員にかけている時間に発生しているお金置いの上に渡して売れれば売れるほど井上が得をする状態を作って井上にさせた方が自分たちが得するわけじゃないですかでもこれができないそこで売り上げのスーパー銭湯を渡すっていうこととして捉えてしまうこれでめちゃくちゃ簡単なそんなんでどうしてそこでそんなと思ってしまう人がいるのか僕は全く理解できなくて昨日うちの会社の社長に話したところ絵本えんとつ町のプペル無料公開した時もそうだったよねって言われてそういえばそうだったんですがあの時も何度説明しても全然なかったんです 肌感で言うと98%ぐらいの方が絵本を無料で読めるようにしてしまったら売上が落ちてクリエイターが食いっぱぐれるじゃないかって批判したんですね 逆に聞きたいんだけども無料で読めない絵本なんてあります本屋さんに行ってみてくださいを全ての絵本が無料で読めますよだってお母さんは内容確認してから本を買うから内容のわからないかバチかで買わないんでだから本屋さんは本の立ち読みをようにしてるわけじゃないですかこれもめっちゃくちゃ簡単な算数で10人に立ち読みされる絵本と1000万人に立ち読みされる絵本どっちの方が売れますかっていう問題ですね今となってはもう無料公開は販売のスタンダードになりましたが当時はみんな批判したんですね 亡くなったのを無料公開した煙突が爆発的にヒットした後ですね結果が出て初めてあーそういうことなのねっていうじゃあ私も無料公開しようってなった要するにですね世の中にはポイントで売り上げを見る人とお金の流れで売上を見る人がいるポイントで売上を見る人は自分が稼働した直後にお金が入ってこなかったら損と考えちゃったどうすれば成功するかという問いには僕は答えられないんですけれどもどうすれば失敗するかっていう問いには即答できて結論ですねポイントで売上を見るようにすれば失敗します会社を潰してる人全員これですねもしと形容されるのであればお店の運営をされるのであればここは押さえておいたほうがいいと思いますちゃんとお金の流れで物事を見てあんまり回収を急がない方がいいですよっていう オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所ではですね西岡ですね再変換するようですね毎日2000文字3000文字としておりますので興味がある方は是非覗いてみて下さいそれでは素敵な1日をお過ごしくださいキングコングの西野亮廣でしたじゃあまたね
ずっと前から「面白いなぁ」と思っていることがありまして…
ただ、この話は「理屈でいうと完全に正解」だから、丁寧に話さないと強制力が働いてしまう。
まずは、僕自身、「強制は絶対にしたくない」ということと、これはくれぐれも、「僕個人の取り分を
増やすことを目的で話しているわけではない」ということを先にお伝えしておきたいです。
少し周りくどい話し方で嫌ですが、フェアに行きたいので、僕の下心を先に話しておきます。
僕は、「自分の作品が広まればいい」と考えています。
広まりさえすれば、収益化するポイントは後からいくらでも作れるので、まずは「広まればいい」と思っています。
この一点。
これが僕の「下心」です。
なので、僕は自分の作品の権利を解放しているんですね。
『えんとつ町のプペル』にしても何にしても、「どうぞどうぞ使ってください」という状態にしています。
もちろん「著作権」というものはあるのですが、その権利を行使するのは、「道徳的にどうなの?」という時と、そこで問題があった時に大きな責任が運営母体の方にのしかかって来る場合のみです。
たとえば、「えんとつ町のプペル幼稚園」というのが勝手に作られて、そこで虐待があったら、「キンコン西野の幼稚園で虐待」というニュースになるわけじゃないですか?
そこで、僕が「いやいや、あれは運営母体が違っていて…」と訂正しても、おそらく世間はそれを聞き入れず、「えんとつ町のプペル=キンコン西野」として捉え、キンコン西野が手がける他のエンタメ・サービスに大きな影響を与えてしまう。
それは流石に具合が悪いので、そういうサービスに関しては「キチンと契約を結びましょう」となります。が、勝手にグッズが作られる分には目をつぶっています。
以前、「えんとつ穴のプペリン」というアダルトグッズが発売されていましたが、こういうのは面白がってシェアしちゃうやつです(笑)
あと、『ちん凸待ちのアナル』というタイトルのAVの企画が持ち上がっていると聞いて、最高だと思っていたりします。
で、ここからが本題です。
僕は、そんな感じで権利をナァナァにして、「どうぞどうぞ使ってください」「タダで使ってもらってオッケーで〜す」というスタンスでやらせてもらっているのですが、優秀な経営者さんほど、「売り上げの数%を受け取ってください」と向こうから言ってくるんです。
「タダで使っていい」と言っているのに。
でも、理屈で考えたら、そりゃそれが圧倒的に正解なんです。
だって、そのサービスの取り分を西野に渡したら、西野からすると「そのサービスが盛り上がれば盛り上がるほど、自分の取り分が大きくなる」わけですから、そのサービスを積極的に宣伝しますよ。
僕は生活費に困っている人間ではないので、そこで頂いたお金は、絵本を買って子供達に寄付させていただくか、被災地支援か何かに使わせていただきます。
ただ、そのサービスが盛り上がれば盛り上がるほど、子供達が喜んでくれたり、被災地の方が救われたりするわけですから、僕は、そのサービスを積極的に宣伝するでしょう。
積極的に集客のお手伝いをする。
そりゃそうですよね。
経営者なら、この算盤を弾くべきで、毎日コツコツとSNSで自分のお店の宣伝するぐらいなら、お店の売り上げのパーセンテージを西野に渡して、発信力がある西野にお店の宣伝をさせた方が、集客は増えるわけじゃないですか?
自分の取り分が増えるわけじゃないですか?
でも、未熟な経営者さんは、それをやらないんです。
「西野に取り分を渡す」って、結果的には『宣伝費』だと思うのですが、宣伝費をかけたくないから自分で発信をしちゃう。
これが大きな間違いで、「自分の発信」って無料じゃないんです。
そこに自分の時間を割いている限り、そこには目には見えないけど「時給」が発生しています。
別の売り上げを作る時間を削っているわけだから。
西野に宣伝させるのも、自分で宣伝するのも、結局、どちらもお金を支払っているんです。
この時の問題は、「自分の発信があまり見られていない」ということです。
せいぜい、数十人の身内しか見ていない。
これじゃ、お店は回らないんです。
つまり、広告効果のない広告枠をずっと買い続けている。
これって「いかに、自分のサービスの株をイイ感じに他人に持たせるか?」という話だと思うんですけど、「私が成功すれば得をする人」は「私」の応援を積極的にしてくれるわけじゃないですか?
だったら、そういう人たちを、一人でも多く作った方がイイのに、「私の店の売り上げは絶対に渡さない」「私の店の売り上げは、私のもの!」としてしまう経営者が少なくない。
そうすると、集客から何から、全部自分一人でやらなくちゃいけなくなるから、ジリ貧になる。
吉本興業のグッズの宣伝をしている吉本芸人って、見たことないじゃないですか?
劇場のグッズコーナーとかで「ノンスタイル井上のウチワ」とか置いているんですけど、ノンスタイル井上のSNSのタイムラインで、「ウチワ買ってくださ〜い」という投稿って見たことがないですよね?
そりゃそうなんですよ。
【ウチワの売り上げが井上君にほぼ入っていないから】です。
井上君からすると、そのウチワを宣伝する理由がない。
結果、グッス開発担当の吉本の無名社員が「ノンスタイルの井上さんのウチワが発売になりました〜」と、誰からも見られていない宣伝アカウントで、せっせと宣伝している。
その社員が宣伝にかけている時間に発生しているお金を、井上に渡して、「売れれば売れるほど井上が得をする」という状態を作って、井上に宣伝させた方が、自分達が得をするじゃないですか?
でも、これができない。
そこで「売り上げの数パーセントを渡す」ということを、『損』として捉えてしまう。
これって、メチャクチャ簡単な算数なので、どうして、そこで『損』だと思ってしまう人がいるのかが、僕は全く理解できなくて、昨日、ウチの会社の社長に話したところ、「絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開した時も、そうだったよね」と言われました。
そういえば、そうだったんです。
あの時も、何度説明しても、全然伝わらなかったんです。
肌感でいうと97%ぐらいの方が、「絵本を無料で読めるようにしてしまったら、売り上げが落ちて、クリエイターが食いっぱぐれるじゃないか!」と批判したんです。
逆に聞きたいのですが、世の中に【無料で読めない絵本】なんてあります?
本屋さんに行ってみてください。
全ての絵本が無料で読めます。
だって、お母さんは、内容を確認してから絵本を買うから。
内容の分からない絵本を一か八かで買わないので。
だから本屋さんは「絵本の立ち読み」を容認しているわけじゃないですか?
これもメチャクチャ簡単な算数で、「10人に立ち読みされる絵本と、1000万人に立ち読みされる絵本、どっちの絵本の方が売れますか?」という問題です。
今となっては、「無料公開」は販売戦略のスタンダードになりましたが、当時は日本中が批判したんです。
皆が批判しなくなったのは、無料公開した『えんとつ町のプペル』が爆発的にヒットした後です。
結果が出て初めて「ああ、そういうことなのね。じゃあ、私も無料公開しよう」となった。
しかし、絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開する時に、秋元康さんと、FR2の石川涼さんと、SHOWROOMの前田裕二さんに相談したところ、三人とも即答。
「絶対に無料公開した方がイイ」だったんです。
「無料にした方が売り上げが伸びるし、それによって、その作品に携わっているスタッフさんおよびご家族が救われる」と。
要するに、世の中には「ポイントで売り上げを見る人」と「お金の流れで売り上げを見る人」がいる。
「ポイントで売り上げを見る人」は、「自分が稼働した直後にお金が入って来なかったら損」と考えてしまう。
「どうすれば成功するか?」という問いには即答できないのですが、「どうすれば失敗するか?」という問いには即答できて、結論、「ポイントで売り上げを見るようにすれば失敗します」。
会社を潰しているリーダーは見事に全員これです。
もし、経営をされるのであれば、ここは押さえておいた方がイイと思います。
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