ボイスメディアVoicyの「西野亮廣エンタメ研究所」チャンネルの文字起こしメモをしています。ほぼ写経のような感じでやっています。書き損じはご愛嬌で。
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勘違いするな。キミはインターネットを使っていない
どうもキングコングの西野亮廣ですお笑い芸人をしたり絵本作家をしたり国内最大のオンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の運営をしたりしておりますこの放送は井上勉さんの提供でお送りします井上さんどうもありがとうございますさって YouTube でね大きい昨日からなのかわかんないと思いますが VC でお聴きの方は申し訳ございません配信の時間が本当に遅れてしまってちょっと言い訳がましくて嫌なんですけれども朝から結構バタバタしておりましてですねまあ映画えんとつ町のプペルの制作を進めていたりとかあとは九州豪雨の水害の復旧作業ですねもう進めておりますそちらの進捗状況の方ですねオンラインサロンの方で逐一共有してさせて頂きますのでご確認くださいというわけで今日はですねと思いコメント欄に届いた質問にお答えしたいと思いますちょっと面白いコメントが届いていたのでご紹介しますね 西野さんいつもありがとうございます物事を因数分解するポイントを教えてください分解しようとしていますがどうにも薄っぺらく本質にはたどり着いていなかったり感情が邪魔したりすっきりしません夏さんという方ですね夏さんどうもありがとうございますもんではありますよね物事を分解するときのポイントを教えてくださいって言っても面白い質問だと思います僕自身で答えを整理する意味も込めてご質問にお答えしていきたいと思いますちょっとも一筆書きで説明するので上手にたどり着けるかわかりませんが頑張ってみます僕はですねよく因数分解という言葉を使うんですね多くのたくさんの問題が一つ残していたりするのでそれらの絡まるようですね一つずつ解いて整理し並べる作業を5個因数分解と呼んでいます例えばそうだな 最近を始めるタレント3増えましたよねオードリーの若林さんはのとかとか加入の竹山さんとか加藤紗里さんとかも増えましたよねこのサロンを始めるタレントが増えたこれを因数分解するときに流行っているから増えたっていうことは少し雑ですよね本当のが流行ってるから増えたんだみたいなことちょっと雑だと思うタレント=は流行りに飛びつく人で会ったらタレント全員旅をしてるはずなんだよでも食べようかさんはやんないタレントはやっぱ3をやるには経営能力が必要になってくるからタレントにはちょっと難易度が高いんですねどうなってくると実現できるからオンラインサロンを始めたというのはまあ別にありそうですよね自分がタレントとして既に持っていると発信力とか影響力を使うビジネスとしてタピオカさんよりも勝率が高そうですが そうですね YouTube でいいじゃないですか YouTube の方がたくさんの人の目に留まるのにだけど YouTube ではなくオンラインサロン選んだのはなぜかたくさんの人の目に触れてしまうと悪意を持った人から文章を途中で切り取られて編集されて全く違うとして伝えられ炎上させられてしまうたとえば僕がそうだなっていう最大級のリスペクトを込めたとしてもですねキンコン西野翔無違反っていう記事にされてしまう奥の方はこの記事を読まずにタイトルで判断してしまうので 大先輩を批判するなんて最低だっていう感想を持ってしまうその火消しに費やすコースとか今か高いですね場合によっちゃその援助によって芸能界引退に追いやられるそうなってくるとですね不特定多数に届いてしまう YouTube じゃちょっと都合が悪いですよね炎上の火消しに費やすことが高くなってるって言うのは=ですね世の中のストレスが溜まっているっていう変えることはできますねそしてタレント=たくさんの人に見られたい人だったのが間だよですねたくさんの人には見られたいんだけれども見られたくない人には見られたくない人になる中に変な日本語だなまあいいやそういうことですこの辺りからですねただ騒ぎたいだけのアンチがアクセスすることができない閉じたインターネットの需要がどうやる見えてきますよねタレントするを求め初めて一つもありオンラインサロンが流行っているではなくてかくかくしかじかこういった理由で 閉じたインターネットの需要が高まっているって計算するがまぁ正解ですねこの先にここから起こる展開としてはあらゆるタレントがほんわかと鍵垢で発信を開けるようになり本音の発疹は鍵垢で行うようになるタレントの本音を聞き出しファンは入場料払って鍵垢に入るファーストペンギンは非常識だとバッシングされますがセカンドペンギンさんとペンキが生まれた瞬間に形勢は逆転しファーストペンギンの非常識が常識となることオンラインサロンに関してここも時間の問題でオンラインサロンという形に限らないとは思いますが有料の鍵垢はあと1年もあれば常識になると思いますと同時にそれはですねオンラインサロン宗教だとか有料のノートは情報商材だって騒いでる人達 寿命を指しますねもうあげなくなるって言うもう1年もかからないと思いますと前からまた縮れを解いていけばきりがなくてですねこの後もまだまだまだまだ続くんですけれどもオンラインサロンを始めたタレントが増えたっていうことひとつとってもこうした感じで色んな問題が見えてくると今回はですね因数分解するときのポイントはっていう質問だったと思うんですけども今ね駆け足でこうでこうでこうだからこうなって説明させていただきましたが話しながらですね同じような事例を頭の中で照らし合わせていたんですね僕は例えばファーストペンギン非常識だとバッシングされるけれどもセカンドペンギンが生まれた瞬間に形勢が逆転してファーストペンギンの非常識が常識となるっていうのは芸能人の YouTube 寝室の歴史と国内におけるクラウドファンディングの歴史を思い浮かべながら喋ってましたつまり因数分解するときのポイントは 質問に対する答えは知識を持って送っていうことですねこのて喋ると非常に重要でこれがないとただの妄想でしかないですよそのこうなるって言うのは自分の妄想でしかないもうその声てつまるところが鈍いんですねでもノートをひも解く時には知識が必要ってずいぶん荒れた答えなんですけれども大切なのはここからですもうまとめに入ります大前提として知識のない人は自分が知識がないということに気がついていないということですねこれ結構残酷なんですけどもインターネット繋がっていますがアクセスの方法っていうのは検索なんで残念ながら知識がない人は自分の知識の範囲内でしか検索できないんですよ自分の知っている言葉か関連ワードにしかたどり着けないの これがインターネットのルールですねテレビの情報で大体3年から5年ぐらい遅れてると思うんですけれどもこれが残酷な話テレビを情報源にして生きている人はスマホやパソコンを手に持っているけれども世界の情報にアクセスできない2020年の情報にアクセスできていないテレビを情報源にしている人のタイムラインに流れている2020年の情報って芸能人のゴシップぐらい何で2020年のテクノロジーはまさか流れてないと怒られるかなでも事実ですね情報源にしている多くの人たちは情報格差が広がってるって言うことに気がついていないあの子のラジオを聴きの地方在住の方はちょっと心当たりあると思います自分の周りの人間は全員インターネットスマホを持っているのにもかかわらず彼らの情報や道徳が全くアップデートされていないということそうなんですよこんなことにもめちゃくちゃ怒られるんですけども彼らはただスマホに入っている インターネットのほとんど使ってない あの子かっこいい電子機器を握ってるだけですだから知識がないので知識がないということに気がついていないし知識がないから因数分解ができないここも結構由々しき問題だと思いますねなので知識持ってなきゃダメだよっていう話をしたんですけれども因数分解するためにはね他の情報源今の生活スタイルだと多分君は大した知識を手に入ってないよって5年前ぐらいの知識しか手に入ってないからインターネット使えてないから京都大学の状態で公開することになるよっていうそういうちょっと怖いんですが本当の話を今日はさせていただきましたというわけで今日は君はただその方に入っているだけだっていうテーマでお話しさせていただきました オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所ではですね西野亮廣が手がけている最新のエンタメ美人ですに関する記事今日ですね毎日2000文字から3000文字本気で投稿しておりますので興味がある方は覗いてみて下さい今は九州豪雨の支援をさせて頂いておりますそれでは素敵な夜をお過ごしくださいキングコングの西野亮廣でしたじゃあまたね
今日はVoicyコメント欄に届いた質問にお答えしたいと思います。
「西野さん。いつもありがとうございます。物事を因数分解するポイントを教えてください。分解しようとしていますが、どうにも薄っぺらく本質には辿り着いていなかったり、感情が邪魔したりスッキリしません」 by なつ
ものすごいアバウトな質問ですね(笑)
とは言え、面白い質問なので、僕自身の答えを整理する意味も込めて、お答えしたいと思います。
僕はよく「因数分解」という言葉を使います。
多くの場合、たくさんの問題が一つにガッチャンコしていたりするので、それらの絡まりを一つずつ解いて、整理し、並べる作業のことを「因数分解」と呼んでいます。
たとえば、最近、オンラインサロンを始めるタレントさんが増えました。
その理由を「流行っているから、増えた」と結論するは少し雑ですよね。
「タレント=流行りに飛びつく人」であったら、タレントは全員タピオカ屋さんをしているはずなので。
でも、タレントはタピオカ屋さんをやらない。
タピオカ屋さんをやるには「経営能力」が必要になってくるから、タレントがやるにはちょっと難しいんですね。
となってくると、「実現できるからオンラインサロンを始めた」というのが、まずはベースにありそうです。
自分がタレントとしてすでに持っている持っている発信力や影響力を使うビジネスとして、タピオカ屋さんをやるよりも、勝率が高そうです。
だけど、それだとYouTubeで良くないですか?
YouTubeの方がたくさんの人の目にとまるじゃないですか。
何故、YouTubeではなく、オンラインサロンを選ぶタレントが増えたのでしょうか?
理由は、たくさんの人の目に触れてしまうと、悪意を持った人に見つかり、文章を途中で切り取られ、編集されて、まったく違う意図として世間に伝えられ、炎上させられてしまうからです。
たとえば僕が「鶴瓶師匠って、本当にアホなんです」と、最大級のリスペクトを込めて発信しても、「キンコン西野、笑福亭鶴瓶を批判!」という記事にされてしまう。
多くの方は、記事を読まずにタイトルで判断してしまうので、「大先輩を批判するなんて最低だ」という感想を持ってしまう。
その火消しに費やすコストが今はバカ高いんですね。
場合によっては芸能界引退に追いやられる。
そうなってくると、不特定多数に届いてしまうYouTubeじゃ、ちょっと都合が悪い。
「炎上の火消しに費やコストが高くなっている」は、「世の中のストレスが溜まっている」と言い換えることができます。
「タレント=たくさんの人にみられたい人」だったのが、現代では「タレント=たくさんの人には見られたいけど、見られなくない人には見られたくない人」になる。
このあたりから、ただ騒ぎたいだけのアンチがアクセスすることができない「閉じたインターネット」の需要が見えてきます。
つまり、オンラインサロンが流行っているわけではなくて、「閉じたインターネットの需要が高まっている」が正解ですね。
ここから起こりうる展開としては、あらゆるタレントが、「本アカ」と「鍵アカ」で発信を分けるようになり、本音の発信は「鍵アカ」でおこなうようになる。
タレントの本音を聞き出したいファンは、入場料を払って鍵アカに入る。
ファーストペンギンは「非常識だ」とバッシングされますが、セカンドペンギン、サードペンギンが生まれた瞬間に、形成は逆転し、ファーストペンギンの非常識が常識となる。
こと「オンラインサロン」に関して、ここはもう時間の問題で、「オンラインサロン」という形に限らないと思いますが、「有料の鍵アカ」は、あと一年もあれば常識になるでしょう。
同時にそれは、「オンラインサロンは宗教だ〜」「有料のnoteは情報商材だ〜」と騒いでいる人達の寿命を指します。
…と、まぁ、絡まった事柄を解いていけばキリがなく、この後もまだまだ続くのですが、「オンラインサロンを始めたタレントが増えた」ということ一つとっても、こうしていろんな問題が見えてくる。
で、今回は「因数分解する時のポイントは?」という質問だったと思うのですが、今、駆け足で、「こうでこうで、こうだからこうなって…」と説明させていただきましたが、話しながら頭の中で同じような事例と照らし合わせていたんですね。
たとえば、「ファーストペンギンは「非常識だ」とバッシングされるけど、セカンドペンギン、サードペンギンが生まれた瞬間に、形成は逆転し、ファーストペンギンの非常識が常識となる」は、芸能人のYouTube進出の歴史と、国内におけるクラウドファンディングの歴史を思い浮かべて喋っていました。
つまり、「因数分解する時のポイントは?」という質問に対する答えは、「知識を持っておく」です。
これがないと、ただの妄想でしかない。
分解の精度が鈍いんです。
「物事を紐解く時に知識が必要」とは随分ありふれた結論ですが、大切なのはここからです。
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キミはただスマホを握っているだけだ
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大前提として、知識の無い人は自分が知識が無い人間だという自覚がありません。
インターネットは世界中と繋がっていますが、アクセスの方法は「検索」なので、残念ながら知識が無い人は、自分の知識の範囲内でしか検索できないんです。
自分の知っている言葉か、関連ワードにしか辿りつけないんです。
これが「インターネットのルール」です。
テレビの情報は、現代から3〜5年ほど遅れていますが、テレビを情報源にして生きている人は、スマホやパソコンを手に持ってはいるけれど、世界の情報にアクセスできていないんです。
2020年の情報にアクセスできていないんです。
残念ながら、テレビを情報源にしている人のタイムラインに流れている「リアルタイムな情報」は芸能人のゴシップぐらいです。
テレビを情報源にしている多くの人達は、情報格差がメチャクチャあるということに気がついていない。
この文章をお読みの地方在住の方は、心当たりあると思います。
自分の周りの人間は全員インターネットを持っているのにも関わらず、彼らの情報や道徳観がまったくアップデートされていないということを。
そうなんです。
こんなことを言うとメチャクチャ怒られるのですが、彼らは、ただスマホを握っているだけで、インターネットのほとんどを使っていないんです。
だから知識が無いんです。
そして、知識が無いということに気が付いていないし、知識が無いから因数分解ができない。
もし、因数分解力を本当に上げたいと思うのなら、情報源の見直しから入られることをオススメします。
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