ボイスメディアVoicyの「西野亮廣エンタメ研究所」チャンネルの文字起こしメモをしています。ほぼ写経のような感じでやっています。書き損じはご愛嬌で。
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その知識量じゃキミの大切なものは守れない
3〜4日ぐらい前に環境をその自分が活動する場所をちゃんと買った方がいいよっていう話をさせていただいたんですが、今日はその延長線のような話です。
おととい、新入社員や、インターンの子達と、2〜3ヶ月ぶりに飲んだんです。
まコロナがあったので2〜3ヶ月ぶりに飲んで、うちの子達は YouTube とかノートなどでここで発信しているから、彼らが普段何してるの勝手な台で知ってるんですが、まあもう一歩踏み込んだところまではやっぱり知らない最近どうなのっていう話を聞いてみたんです。
で、聞いてみたところそのうち一人の若手社員を、ラオスで雇用をつくる活動していたりします。
去年、チックタック約束の時計台という絵本を出させてもらったんですが、その絵本の売り上げを、寄付してこのラオスに小学校を建設したんです。
今年の頭に開講式があって、僕は仕事の都合で行けなかったのでその代わりにその子に行ってもらったんです。
そん時に貧困っていうものを終わらせるには、教育が必要だってこと強く思ったみたいで今そのラオスで雇用をつくるべくせっせと動いてくれている状態です。
一方で、他のインターンの子は先日3000人越えのオンライン講演会の主催&登壇者として頑張ってくれた。
今は VR の開発をしていたりドイツの文化が好きなのでこの秋に備えて、ドイツ展開の準備をしていたりします。
で、もう一人のインターン生、まあこれが四六時中ヘラヘラしてる馬鹿野郎なんですが、真っ先に挙げた二人とは違うポジションを模索していて、この子も先日3000人規模のオンライン講演会を開いていました。
そんな彼らの話をいろいろ聞かせてもらったんですが、彼らの言い分を要約すると、メッセージを要約すると、大きく二つに分かれていてまず一つ目はめちゃくちゃ楽しいということです。
今やってるからもうめちゃくちゃ楽しいと、思ったようにいかなくて悩んでいるって言うことです。
これは非常に面白いなと思って。
自分がその年の頃何してたかなってちょっと胸に手を当ててみて考えたんですが。
比べると僕なんかボロ負けで、多分世界見渡してもあの規模感で働いてるだあんまりいないと思いますし、それこそね同世代の連中からすると、憧れの対象になりうると思うんですが、彼には彼なりの悩みがある。
3000人越えの講演会をやったインターンの子にしても VR の開発したりね。
はたからみると順風満帆なんですが、何かうまくいかないするとか言って頭を抱えていたりする。
そんな彼らを興奮させたり一歩で悩ませたりしている犯人は誰かというと他の何者でもなく環境なんだね。
普通に生きていたらあれほど興奮することはないだろうしあれほど悩むこともない。
その人生が幸せかどうかは僕はちょっと分からないんですが、一つ確かなことは彼らが猛烈なスピードで学んでいるということです。
それも机の上じゃなくて現場で手触り感をもってその環境っていうのは大プロジェクトだけではなくて、すごいことをやってると世代が自分の隣に座っているって言うのもありますね。
これが大きくて。
ま一緒に飲んでる同世代のスタッフが、例えばコロナで公演が延期になってしまったブロードウェイチームにどうやって別口の収益金を作ろうかしらって相談してきたりするわけで。
そんな話を聞くと、自分ももうちょっと負けてられない。
やっぱ僕は、人っていうのはまあ自分一人で自分を成長させられるほど優秀な生き物だと思っていなくて、そん時やっぱりいま自分は成長せざるを得ない環境にいるか否かっていうのが大きくこう人生を変えるなと思ってます。
ここからが今日のメッセージなんですが、今地方で地方の地方で頑張ってる若い人たちは、しのごの言わず、1回東京に来たほうがいいと思います。
これくれぐれも言っておきますが、僕は東京大好き人間ではありませんし、自分自身が兵庫の田舎者なので地方の魅力もたくさん知っているんで、さらには地方に美術館を作ろうとしてるぐらいなんだよ。
やっぱいい所もたくさんしてます。
地方には土地の魅力もあるし、今あったかい人もたくさんいる。
それもよく知ってます。
ただ残念ながら 切磋琢磨できる環境としてはやっぱ弱くて、これぐらいやれば十分だろうの合格点を低く見積もってしまう。
ここは個人ではクリアできない壁だと思います。
気を付けた方がいいのは東京もピンキリで。
成長を加速させるコミュニティもあれば、停滞させるコミュニティもあるからそこはきちんと選んだ方がいいと思うんですが、やっぱ成長を目的とするのであれば、まずはきちんと数字で結果を出してる現場を選ばれることをお勧めします。
あなたはあなたのままでいいっていうコミュニティだと成長できないんで。
やっぱりナンバーワンになれる戦闘力を手に入れた上で、オンリーワンを狙うのが良いと個人的に思ってます。
けどとりあえず一旦東京に出てきた方がいいよっていうことです。
そしてスピード感と努力で学んでいって 海外でやる形東京でやり方でやる形その活動の拠点を選ばれた方がいいのかなっていう子と思います。
いろんな世代の方がねこのラジオ聞いてくださっていると思うので思うのですが最後は、今地方に根を張っている若い方、メッセージを送りたいと思います。
今これは本当言葉を選ばなきゃいけないなと思っているんですが、やっぱり地方には地方のいい所たくさんあると思うんです。
ただ今のあなたの知識量と努力量ではその良さを殺す結果になる。
今あなたは地元の現場におそらく頭を抱えていると思うんです。
しかしながらその地元を作ったのは10年前20年前のあなたのような人で、地元を盛り上げたいというもののしかるべき知識を吸収する努力から逃げた人たち、彼らはあなたが新しいことを仕掛けようとするとよく知りもしないのに否定してくると思うんです。
それに対してあなたはある種の怒りを覚えるかもしれませんがそのままそこに10年20年もいればあなたも彼らがあの人間になっちゃう。
然るべき場所で学ぶことを放棄したあなたは自分よりも10個に10個下の若い子のアクションを潰しにかかり地元衰退の片棒を担ぐことになる。
でその未来を迎えたくないのであれば 今そこにいちゃだめだと思ってます。
一旦ね一旦東京の東京のっていうか数字で結果を出さなければならない環境に身を投じてみることをお勧めします。
これは結構強いかもしんないですけど意外と大丈夫で言うのも挑戦してる人は挑戦者に優しいからこれは結構心理で挑戦してる人ってわかるから結構受け入れてくれるんです。
ま僕でよければで厳しさも厳しさもありますが挑戦してる人に優しい、僕でよければで飲んでおりますんでそん時にいつでも話を聞きますんでいった状況されることをお勧めします。
大変だけど頑張ってねっていうとこです。
今日は、行きたければ25歳までに一度調教素人 お話しさせていただきました。
西野エンタメ研究僕の最初のビジネスに関する記事を毎日でもしておりますで興味がある方は覗いてみて下さい。
それでは素敵な1日をお過ごしくださいキングコングの西野亮廣でした。
じゃあまたね。