西野亮廣流、システムエラーの改善は誰がおこなうか?

西野亮廣エンタメ研究所過去の記事

11月3日(火) ※11月5日以降は『いいね』を押さないでください。

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おはようございます。

映画『えんとつ町のプペル』のエンドロールの一番最後が「吉本興業」になっていたので、「ふざけるな。真面目にやれ」と吉本興業に注意をしたキングコング西野です。

ちなみに、特報(30秒CM)や本予告(90秒CM)の冒頭にも、東宝さんと並んで、吉本興業のロゴを出そうとしていたので、「ダメに決まってるだろ」と注意して、外してもらいました。

作品ファースト

お客さんがグッとくるファースト

さて。

今日は『システムエラーの改善は誰がおこなうか?』というテーマでお話ししたいと思います。

今はすぐに「パワハラ」だ何だと言われてしまうので、世の若手スタッフは、あまり厳しく叱られることがありません。

現代の上司は、立場上、叱れなくなっているのです。

というわけで、ただいまより、世の上司の意見を勝手に代弁させていただきますので、若手スタッフの皆様は耳の穴をかっぽじって聞いてください。

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▼ それはミスなのか?

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冒頭の挨拶から少し繋がりますが、ここ最近、吉本興業のマネージャーの「うっかりミス(すみません。忘れてました!)」が続いています。

人間なので「ミスをすること」は全然問題無いのですが、「同じミスを繰り返す」は、「ミス」ではなく「サボり」です。

つまり、「うっかりミスが続く」は、ただシンプルに仕事をサボっているだけです。

そのポイントで自分がコケることが分かっているのに、自分の意思で対策をしないわけですから、ここには情状酌量の余地はありません。

ちなみに西野の場合は、ありがたいことに「一緒に働きたい」と言ってくださる方がたくさんいるので、「サボっている人のケツを叩く」という作業をする必要がありません。

「サボりたかったら、そのままサボってもらって全然オッケーなので、その仕事は別の人にお願いするね」というのが西野のスタンスで、人気企業は基本コレです。

学校じゃないので、誰も尻を叩いてくれませんし、いくらでもサボれますが、当然、仕事は失います。

ここから日本型雇用(終身雇用・年功序列)は解体に向かうので、ここは結構シビアに捉えておいた方がいいと思います。

ちなみに、吉本興業は(マジで!)優しい会社で、どれだけ仕事ができなくても仕事場を与えてもらえます。

が、「対キンコン西野」になった時に、西野は『株式会社NISHINO』の人間として動くので、「吉本さんで対応できないのであれば、このプロジェクトは弊社で担当しますね」と割り切ります。

このオンラインサロンの運営なんかがそうです。

四年ほど前に「サロンの売り上げの50%をあげるから、一緒にやろうよ」と吉本興業に声をかけたのですが、吉本社員全員がオンラインサロンの存在を知らず、何度説明しても理解ができないという地獄的状況。

かつ、リターンも遅い。

ついには「よく分からないので、勝手にやってください」と匙を投げられて…「え?本当に僕個人でやっちゃうよ?」といった感じで今に至ります。

この時のマネージャーの判断により、吉本興業は年間3~4億円ほどの損失です。

終身雇用で守られているとはいえ、当然、会社が倒産したら守られません。

そこまでいかなくても、会社の売り上げが落ちたら、社員の給料は下がります。

使えない社員は切り捨てられないかもしれませんが、使えない社員の集合体である「使えない会社」はドンドン切り捨てられます。

つまり、本質的には「終身雇用」など存在しません。

同じミスを繰り返していれば、会社員であろうと、当然、その報いは受けます。

先ほど述べたとおり「同じミスをする」は、ただの「サボり」であり、そこを見過すことを「良し」としているのは、その人の能力です。

「イルカが走れない」みたいな話です。

イルカは走ろうと思っていないので。

そんな中、イルカを走らせようとするのは明らかに「システムエラー」で、ここは改善しなければなりません。

問題は、「このシステムエラーを誰が改善するか?」という点です。

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▼ システムエラーは誰が改善するの?

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一概には言えませんが……

「社員A」「社員B」「社員C」が皆、同じところでミスをしていたら、基本的には、このシステムエラーの改善の責任は会社側(リーダー)にあります。

一方、「社員A」「社員B」は上手くいっているのに、「社員C」だけが毎回同じミスを繰り返す場合、このシステムエラーの改善の責任は「社員C」にあります。

もちろん上司は、「毎回同じミスを繰り返す社員C」に対して、もっと働きやすい(ミスをしない)環境を探しますが…現実問題、そう簡単には見つかりません。

それに、「社員C」本人がそこを期待するのは御門違い。

そのままいくと何も考えられない人間になってしまいます。

とくに、何の結果も出していない若手は、自由に仕事場を選ぶことができません。

あまりにも合わないのなら辞めた方がいいと思いますが、転職先でも、好き勝手に動けるのは「結果を出した後」です。

つまり、どこまで行っても若手スタッフは、大なり小なり「イルカなのに走らされる」という状況からのスタートです。

「ヒレ」しか付いていないのに、「速く走れよ」と言われるわけですね。

この時、勘違いしちゃいけないのは「『走る』というのは手段であり、目的ではない」ということ。

会社(チーム)として速く前に進む必要があるので、「走れ」という言葉が使われていますが、目的は「速く前に進むこと」なので、貴方がイルカならば、いつまでも「ヒレ」でエッサホイサと進まずに、お腹にキャスター(小さいタイヤ)を付ければいいと思います。

「毎回ダイエットに失敗するのなら、車が入れない坂の上に引っ越せよ」という話です。

否が応でも歩くだろ

昨日、吉本興業のマネージャーを叱りました。

何度も何度も「忘れて」しまって、ついには、多くのスタッフを巻き込んだクリエイティブにまで、その影響が出たからです。

ただ、叱ったのは「忘れた」ことに対してではなくて、「忘れる前提で仕事を設計していないこと」です。

ここは、ただのサボりなので。

冒頭で、「西野は引く手あまただから、サボる人間のケツを叩く必要がない」と申し上げましたが、どうやら吉本興業には恩情があるみたいで、まだ学校のようなことをしてしまいます。

ただ、これは極めて希なケースで、今は「会社ごと切られやすくなっている(会社が社員を守りきれなくなっている)」ので、若手スタッフの皆様は、自分が改善しなけらばならないシステムエラーを割り出して、自立した方がいいと思います。

株式会社NISHINOの若手スタッフは、株式会社NISHINO(オンラインサロン、西野、プペル…等)というプラットフォームを使いながら、各自、追加でやりたいことがあれば、クラウドファンディングを立ち上げたり、BASEでモノを売ったりしています。

たくましい

田村Pもよく言っていますが、社員全員が(いつでも独立できる)経営者のようなカジュアルな雇用関係が望ましいですね。

今日の内容を一言でまとめると「若手は、もっと自分の頭を使って働け!死ぬぞタコ!好き!」です。

応援しています。

現場からは以上でーす。

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