ニュースを出すのではなくて、ニュースになる

西野亮廣エンタメ研究所過去の記事

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10月20日(火) ※10月22日以降は『いいね』を押さないでください。

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おはようございます。

『春の七草』は絶対に『五草』か『六草』だったけど、ゴロが悪いから無理矢理足して『七草』にしたと睨んでいるキングコング西野です。

さて。

今日は「ニュースを出すのではなくて、ニュースになる」というテーマでお話ししたいと思います。

この話は、大前提として「コンテンツはブッちぎった上で!」です。

ここは絶対に忘れないでいただきたいです。

ウンコに塩をかけても、「しょっぱいウンコ」になるだけで、誰も食べません。

広告の話をすると、どうしても「広告手法」だけを真似されて、「いやいや、真似したのに上手くいかないじゃないか!」という不満を持たれてしまうことがあります。

まずは「広告よりも前に、もしかすると自分はウンコを売っているのではないだろうか?」と疑ってみてください。

今回、映画『えんとつ町のプペル』の広告戦略の話をさせていただくのですが、映画『えんとつ町のプペル』が世界レベルで戦える作品であることは当たり前の話で(そんなことは、わざわざ議論するまでもなく)、よって内容に関しては話しませんが、「内容はどうでもいい」という話ではありません。くれぐれも。

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▼ 「ニュースを出す」と「ニュースになる」は何が違うの?

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「ニュースを出す」のと、「ニュースになる」のは、まったく違います。

何が違うのかを明確にしておいた方がいいと思うのですが、答えはシンプルで、「宣伝する人の数」が違います。

ニュースを出した場合、宣伝をするのは(実質)自分一人です。

「人を絡める」と言っても、せいぜい、自分が出したニュースの感想を拾っては、せっせとリツイートするぐらい。

一方、ニュースになった場合、宣伝する人間は不特定多数。

拡散力が全然違います。

写真週刊誌なんかが分かりやすい例だと思うのですが、写真週刊誌が提供しているのは「ネタ」で、写真週刊誌の宣伝をしているのは、テレビや、国民(SNS)です。

僕が血も涙も無くて、売り上げ部数にしか興味がない写真週刊誌の編集長であれば、まずはテレビに宣伝させる(テレビ業界で働く方々の労働力をゼロ円で頂戴する)ことを考えます。

テレビは視聴率が取れないと終わってしまうので、当然、テレビマンは視聴率を求めます。

そこから逆算すると、テレビに宣伝させる為には、取り扱う題材は、おおよそ決まってて、知識が無くても(学ぶことを放棄した大人でも)参加できる「色恋」と「お金が絡んだ政治の問題」とかになってきます。

社会的な重要度よりも、「知識が無い人でも参加できるか否か」の方が重要です。

ビットコインを扱うにしても、「ブロックチェーン」には触れずに、「ビットコインでいくら儲けた?」という一点に絞ります。

「ブロックチェーン」の説明をすると視聴者にチャンネルを変えられてしまうので、押し出すのは、一にも二にも「楽して、金稼ぎ」です。

このへんを押さえておくと、ニュースになって、他人の宣伝力を使うことができます。

もちろん、これは「ニュースになる」の一例で、僕はこんなことはしません。

皆で前に進むことにしか興味がないので。

ニュースを出しても単発で終わりますが、

ニュースになると連鎖が起こります。

どちらも最初の一手は「ネタを提供する」という部分では同じなのですが、見極めなきゃいけないのは、そこには「ニュースにしにくいネタ」と「ニュースにしやすいネタ」があるということ。

今、あえて「しやすい/しにくい」という表現を使ったのですが……そうなんです。持たなきゃいけないのは「宣伝する人の視点」で、テレビの宣伝力を使おうと思うのであらば、情報番組のディレクターに憑依しなければなりません。

「自分が情報番組のディレクターだったら…」と考えた時に、わずか1分で視聴者の興味をひかなきゃいけない。

そう考えると、「作品の内容」なんてニュースにできないんです。

映画『えんとつ町のプペル』の内容を伝えるには「1時間半」かかっちゃうんてす。

これだと成立しない。

『鬼滅の刃』にしたって、ニュースとして伝えられるのは「興業収入」や「1日に1館で40回上映する」という部分であって、「内容」じゃないんですね。

作り手が本当に伝えたいのは「内容」なのですが、内容はニュースになりにくいので、「興業収入」や「1日に1館で40回上映する」というニュースになりやすいネタを提供して、一人でも多くの人に劇場に足を運んでもらう(内容を届ける)というのが常套手段です。

「内容の素晴らしさ」は後々、クチコミでジワジワと拡散するものであって、初期の宣伝としては機能しません。

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▼ じゃあ、映画『えんとつ町のプペル』は、どうやって、ニュースになりにいくか?

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もちろん、ここからアレやコレやと仕掛けていきますが(いくつか打ち手は用意しています)、一つ確実にあるなぁと思っているのは『拍手』です。

おそらく決して少なくない割合で、『いい映画』を観た後に拍手をしたい人って、いると思うんです。

「素敵な作品を作ってくれてありがとう」という拍手です。

ただ、「自分が拍手をして、その後に誰も続かなかったら、自分が悪目立ちしちゃうなぁ」という心理が働いて、「拍手したいなぁ」という気持ちをグッと押し殺す。

そこで、誰か別の人が拍手をしてくれたら(ファーストペンギンになってくれたら)、「自分しか拍手をしない」というリスクは取り除かれるので、迷わず後に続くでしょう。

そこで、サロンメンバーの皆様にお願いなのですが、映画『えんとつ町のプペル』を観終わって、本当に面白いと思ったら、「一人目に拍手をする人」になってもらえませんか?

とても勇気のいることだと思いますが、それで救われる人がたくさんいると思うんです。

『拍手が起こる映画』はニュースにしやすいし、まもなく『拍手が起こる映画』は『拍手が起こるほど内容が素晴らしい映画』と変換されると思います。

#日本ぐらいじゃないかしら

#拍手が宣伝素材になるのは

くれぐれも言っておきますが、「本当に面白い!」と思った時だけで大丈夫です。

決して強制などではありません。

『拍手』を宣伝素材にしちゃいましょう!という戦略なのですが、これは文化が絡んでくる話なので、「コミュニティー」がないと仕掛けにくい。

各地域に「本当に内容が素晴らしかったら拍手をしよう」と思っている人がいないと、ネタとして拡がっていかないわけですね。

この後、僕がやる仕事としては「拍手を始めるのキッカケを明確にする」ということだと思います。

つまり、エンディングソングの終わり方です。

曲の最後をフェードアウトにしてしまうと、拍手を起こすタイミングが掴めません。

拍手を宣伝素材にする為には、拍手のキッカケを明確にする為に、エンディングソングのラストを盛り上げて盛り上げて盛り上げて……「バンッ!」という一音で終わせた方がいいでしょう。

エンディングソングの締め方で、映画『えんとつ町のプペル』の宣伝力が大きく変わってくる。

てなわけで、これから、エンディングソングを作る(編曲する)のですが、何か参考になりそうな音源(YouTube動画)があれば、コメント欄に貼っておいてください。

盛り上げて盛り上げて盛り上げて……「バンッ!」という一音で曲を終わせ、それと同時に観客が拍手を起こす動画を動画を探しているので、是非!

今日は「ニュースを出すのではなくて、ニュースになる」というテーマでお話しさせていただきました。

拍手マーケティングを仕掛けます。

現場からは以上でーす。

【追伸】

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