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10月20日(日) ※10月22日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
「渋谷センター街に建てるビルの一階スペース(路面側)を御提供するので、西野さんのオリジナルショップとして使ってください」と言われて、木下優樹菜さんのお姉さんと二人で『タピオカ屋』を出したらバズるなぁ…と思っているキングコング西野です。
さて。
昨日の「渋谷センター街に出すグッズショップ」のお話の続きです。
木下優樹菜さんのお姉さんとの『タピオカ屋』は冗談として、ぶっちゃけ……渋谷センター街にオリジナルグッズのお店を出せるのはとても有難い話ですが、その店の売り上げ(集客)をコンスタントに出し続けていくことは極めて難しいと思っています。
大前提として、「ファングッズ」を販売するお店にしてしまった時点で、ファンがグッズを買い切ってしまったところで売り上げは打ち止めとなるので、ゲームオーバーです。
もちろん新商品を開発&追加し続ければ、そこそこ誤魔化しが効くかもしれませんが、どっこい、シーズンごとに買い替える『洋服』ならまだしも、少なくとも僕は『グッズ(モノ)』をコンスタントに買い続けようとは思いません。
『えんとつ町のプペル』や『西野亮廣エンタメ研究所』というのはブランドですから、当然、そのブランドの力は使いつつも、「対象客を『熱狂的なファン』にしない」というラインは守った方が良さそうです。
他方、超絶一等地を御提供くださった先方さんの願いとしましては、ビルの「集客・プロモーション」が必ずあると思うので、「熱狂的なファンも呼べる商品」もあると最高ですね。
オンラインサロンなので踏み込んだ話をしますが、人は「人がいるところ」に集まりますから、『呼び人』となる人が必ず必要なわけですね。
「熱狂的なファン」にコアの部分を支えてもらって、「そこまで興味がない層」を狙う……といったところでしょうか。
『ラーメン二郎』みたいなノリです。
ただ、ラーメンという「消耗品」を商品としている『ラーメン二郎』と違って、『えんとつ町のプペル』や『西野亮廣』に興味がある人達は、もうすでに商品(グッズ)を持っているんですね。
こうなってくると、ファンの人が何度も買える『えんとつ町のプペル手帳』や『西野ヤキソバ』といった「消耗品」の開発を考えがちですが、「オフラインショップ」というアウェイに乗り込んだ上に、使い慣れていない武器で戦う…という『初心者×初心者』の掛け算は、あまり明るい未来が待っている匂いがしません。
『えんとつ町のプペル手帳』は、次の次の段階(オフラインショップの運転方法を把握できてから)だと思います。
さて。
泣いても笑っても、1ヶ月後にはオフラインショップで戦うことは決まっています。
ここから僕らが考えなきゃいけないのは、まずは定番商品(消耗品)が生まれるまで命を繋いでくれる「西野を応援してくれる人達に確実に売れる消耗品」の存在だと思います。
そんなものありました?
僕は、カレンダーも、消しゴムも、タコ焼きも、かき氷も売っておりません。
「消耗品」と呼ばれるものは、これまでほとんど売ったことがないのですが、そういえば20年近く売り続けている(売れ続けている)消耗品が一つだけありました。
『イベントチケット』です。
僕は週1~2ペースで、500人規模の講演会をずーっと続けていて、その裏で、ウン千人規模のライブと、ウン万人規模の個展を、ずーっと続けています。
よくよく考えたら、国民的アーティストばりにチケットを売っています。
んでもって、チケットって、チケット販売サイトに手数料が落ちるわけじゃないですか?
加えて、チケットデザインも統一だから、味気がない。
それだったら、使ったら捨てるデザインではなく、部屋に飾ったり、アルバムに収めたりしておきたくなるような、ガッチガチにデザインしたチケットを、渋谷センター街のお店で販売したらいいんじゃねぇの?
オンラインで売るチケットは今までどおりで、オフライン(渋谷)で売るチケットは、少し値段は上がるが、そのかわりに、コレクションアイテムとして機能するレベルまで仕上げる。
ライブTシャツには「買っても、着るかなぁ…」という葛藤がありますが、イベントチケットであれば、ライブの日の思い出を“かさばらない状態”で保存しておくことができます。
飾っておける『デザインチケット』という可能性は結構あると思います。
そのチケットに『えんとつ町のプペル』がデザインされていたりすると、いいっすよね。
プレオープンまで、あと1ヶ月チョイ。
もう、ビックリするぐらい時間がありませんし、鼻血が出るほどピンチですが、興奮しています。
現場からは以上でーす。
【追伸】
来年から『天才万博』のDX席のチケットも、デザインチケットにするといいと思う。
ちなみに、今年の12月27日は西野がモーニング娘を全力で踊ります。忘年会です。