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6月6日(木) ※6月8日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
日頃、『イモトのWi-Fi』を使いまくっているので、まったく面識のないイモトアヤコさんを『イモト』と呼び捨てにしてしまっているキングコング西野です。本当にすみません、イモト。
さて。
今日は「契約」の話です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕は絵本の著作権をナアナアにしておりまして、たとえば地方の子供劇団がミュージカル『えんとつ町のプペル』をしても、目をつむるようにしています。
当然、僕が目をつむっている舞台(誰かが勝手にやってる作品)はクオリティーが約束されておらず、場合によっては『えんとつ町のプペル』のマイナス宣伝になってしまうわけですが、シビアな話をするとクオリティーが低いものは淘汰されていくので、クオリティーの低い『えんとつ町のプペル』のマイナス宣伝が続くことはないだろうと思っています。
そして、それより何より『舞台』というのは本当にお金がかかる挑戦なので、著作権料を払わせて、挑戦の首を絞めてしまうようかことを僕はやりたくないので、「どうぞ、ご自由にやってください。お代は結構です」とお伝えしております。
一方で、その決断の舵をとる為に、僕と吉本興業の間での著作権の話し合いは結構シビアにやっております。
見ていただくと分かるのですが、絵本『えんとつ町のプペル』は、つい最近の重版分まで奥付(本の最後のところ)に「©️YOSHIMOTO KOGYO」と入っていました。
「この絵本の著作権は吉本興業が持ってますよー」という印ですね。
ですが、絵本の制作費は全額僕が出していて、僕は吉本興業とタレント契約はしていないので、「それは違うよ」とお伝えして、外していただきました。
これは何も「売り上げは全て西野のもんじゃい!」としたいわけではなくて、たとえば地方の劇団が「『えんとつ町のプペル』を舞台でやりたいんですけど…」と言ってきた時に、吉本興業に確認をとらなくちゃいけないとなると、返事が返ってくるまでに平気で数週間…下手すりゃ数ヶ月がかかってしまって、地方劇団の首が絞まってしまうので、僕が1秒で判断して、1秒で返事を返せるように、「©️AKIHIRO NISHINO」とさせていただきました。
もちろん吉本興業には「金銭的な理由だけではなく、何かトラブルが起きた時の受け皿が吉本興業であればタレントさんを守れるから」という優しい理由があることは百も承知ですが、今の時代、最大のトラブル(損失)は「遅いこと」なので、この辺の権利関係は整理させていただきました。
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んでもって…
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ここからはサロンメンバーさんがやられている事業との業務提携の話です。
『株式会社にしのあきひろ(西野亮廣エンタメ研究所)』という弱小ベンチャー企業の資本は何か?と考えた時に、一番にあがってくるのが「影響力(集客力)」です。
たいしてお金は持っていませんが(なぜなら僕がバカみたいに使うから)、「影響力(集客力)」は、そのへんの上場企業よりはあると思います。
パリのエッフェル塔での個展が決まった時に、「エッフェル塔でやるんだったら、東京タワーでもやって、『世界二大タワーでの個展』にした方がバカみたいでいいじゃん!」と言い出して、東京タワーを口説きに言ったのですが(※口説けたよ!)、決め手となったのは、先日の『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』の実績でした。
「え? あんな田舎の、あんな山奥に、3万人が来ちゃったの? だったら、東京タワーでも是非!」という流れです。
もちろん、あの個展はマグレ当たりなどではなく、ガッチガチにバズらせにいったわけで、そこには集客のノウハウがありました。
今、サロンメンバーさんが「えんとつ町の○○」を方々でやられていて、少し勿体ないなぁと思うのは、『点』で動いてしまっていて、『線』がデザインされていないので、自分の宣伝力以上の集客ができていないところです。
『線』というのは、たとえば「年末の『天才万博』というフェスを、サロンメンバーが経営する『えんとつ町のプペルホテル(仮)』の近所で開催すれば、その夜は、フェス終わりのお客さんが『えんとつ町のプペルホテル(仮)』に押し掛ける」といった“流れ”のことです。
個人でシッポリとやりたければそれはそれでアリだと思いますが、大きく勝ちに行くのなら『西野亮廣エンタメ研究所』という影響力(集客力)は絶対に活用した方がよくて、2019年下半期は西野のクオリティーチェックが入る「業務提携」をサロンメンバーの皆様と積極的に進めていきたいと思っています。
もちろん『絵本』に関する提携です。
(※『プペルホテル』とは契約を進めている最中です)
『キングコング西野』は吉本興業にお話ししてください。
絵本を中心とした経済圏は作れると思いますし、ここを作ると強いですね。
子供は毎年生まれてくるので。
現場からは以上でーす。