映画『えんとつ町のプペル』の声優のキャスティング理由【Voicy文字起こし/西野亮廣エンタメ研究所 】

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ボイスメディアVoicyの「西野亮廣エンタメ研究所」チャンネルの文字起こしメモをしています。ほぼ写経のような感じでやっています。書き損じはご愛嬌で。

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目次

コロナは無視できない

まずは活動報告からさせてください。
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『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座 【上級編】~』に興味がある方は、クラウドファンディング「SILKHAT」のプロジェクトページから、是非、ご参加ください。

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リンク
silkhat.yoshimoto.co.jp

そんなこんなで、本題に入りたいと思います。

映画『えんとつ町のプペル』の公開まで、あと【18日】となりました。

先日、初号試写がございまして、そこで業界関係者の方々にご覧いただいたのですが、皆、涙してくださっていて、内容に関しては「間違いないものを作った」と胸を張って言えます。
1日でも早く皆さんにお見せしたいです。

この初号試写をもって、作品の制作は一段落ついて、今は、プロモーションで各地を回らせていただいております。

いろんな媒体さんの取材を受けさせていただいて、そこで毎回、「今回の声優(「ボイスキャスト」という呼び方をしますが)のキャスティング理由」についての質問をいただくんです。

どうやら、そこに興味をもっていただいているようなので、今日は、映画『えんとつ町のプペル』の声優のキャスティング理由についてお話ししたいと思います。

キャスティング理由といっても、理由は一つじゃなかったりするのですが……たとえば主役の二人。

ゴミ人間・プペル役の「窪田正孝」さんと、
星を探す煙突掃除屋の少年・ルビッチ役の「芦田愛菜」さんに、お声がけさせていただいた理由なのですが……やっぱり今年公開の映画となると、コロナのことは外せないと思うんですね。

「えんとつ町」というのは黒い煙に覆われて、空を知らない町です。
なので、皆、上を向くことがありません。
夢や希望の類を持っていない。

この設定が、奇しくも今の世界と丸被りしてしまっていて……きっと、映画『えんとつ町のプペル』をご覧になられる方は、今年一年のことを照らし合わせながら観られると思うんですね。

その時、主人公の声に「うわ〜、演技してるなぁ〜」という感じ(嘘くささ)が少しでも混じっていたら、もう、見てれられないと思ったんです。

「はいはい。ファンタジーなら、まぁ、そんな綺麗事も言えますよね」となっちゃったら負けじゃないですか。

なので、そうならない為に、素の状態で「プペルっぽい人」「ルビッチっぽい人」にお声がけしようと思いました。

プペルは無垢で汚れ知らずなのですが、もう、窪田さんしか見当たらなかったんです。

窪田さんって、本当に純粋で、バラエティー番組に出られている姿を見られた方もいらっしゃると思いますが、裏でもあのままなんです。「あ〜、すみませんすみません」みたいな感じです。

そこに線の細さも合間って、もう、プペルっぽいなぁと思いました。

そして、煙突掃除屋のルビッチです。

彼は、とても可愛らしい見た目をしているのですが、真ん中にしっかりとした筋が一本通っていて、そう考えたら芦田愛菜さんしかいなかった。

僕らがそこはかとなく感じている芦田さんの芯の強さってあるじゃないですか。
「人生何周目だよ」というような凛々しさがある。

映画『えんとつ町のプペル』では、そういった、決して「演技」だけでは放つことができない彼らの声が欲しかったんです。

アフレコの様子に関しては過去にお話ししたので割愛させていただきますが、「本当に、この方にお願いしてよかったなぁ」と思った瞬間は何度も何度もありまして、今からお話しするのは、そのウチの一回なのですが…

今年は皆、もう本当に大変な目に遭ったじゃないですか?

飲食店を経営されている方とかも、本当に大変だったと思うんです。
もう何度も白旗を上げたくなったと思います。
でも、白旗を上げる前に、ちょっと待って聞かせて欲しいことがあります。
「本当に、全ての可能性を探ったか?」

たとえば、クラウドファンディングで乗り切った店もあるわけで、そこに対して、「そういうのよく分からないから」と蓋をしてしまってたりしないか?と思うわけです。

それを知るだけで、守れる店が、守れるスタッフが、守れる家族がいるわけじゃないですか。
白旗を上げるには早すぎる、と思う場面って実際にあったと思うんです。

僕ら自身も制作途中にコロナに襲われて、戦い方を何度も変えさせられました。

「これがダメならこう、これがダメならこう」を何十回も何百回も繰り返して、ずっと別の可能性を探った一年でした。

そんな中、芦田愛菜さん演じるルビッチが、「星の存在を諦めてしまった町の人達」に叫ぶんです。

「誰か見たのかよ。あの煙の向こう側を誰か見たのかよ。誰も見てないだろ。だったら、まだ分かんないじゃないか」

アフレコ収録のスタジオに、この叫びが響いた瞬間、ブースの外のスタッフは号泣です。

「まだ、分かんないじゃないか」が、今年の自分達に刺さりまくったんですね。

この言葉は、2020年、2021年を生きる人達に、強いメッセージとして残ると確信しました。
「白旗を上げるな」と言っているわけじゃないんです。
「白旗を上げるのは、まだ早すぎる」と言っています。

この台詞を確かな説得力を持って言えちゃう人は、芦田愛菜さんをおいて、他にいないんです。

芦田さんの「まだ、分かんないじゃないか」が良すぎて、CMのプランも大幅変更で、その台詞をメインに、CMを編集し直したんです。

90秒バージョンのCMをご覧になられた方もいると思うんですけど、あの言葉、強かったですよね?

あれって、ファンタジーの「作られた台詞」なんかじゃなくて、今を生きる僕ら一人一人に心当たりがあったと思うんです。
あそこに、演技臭さが入っていたら、そうはなっていなかった。

なので、ルビッチっぽい役者さんに言ってもらう必要があったんです。
これが、映画『えんとつ町のプペル』の声優のキャスティング理由です。

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まずは活動報告からさせてください毎度おなじみとなっておりますがクラウドファンディングシルクハットないで募集させて頂いております西野亮廣オンライン講演会マーケティング講座上級編の受講者数が8400名を突破しました本当にありがとうございますこちらの講演会ではですね今の時代の人の巻き込み方や物の届け方について一歩踏み込んだ内容を話させていただきます上級へたり 明日が難しい言葉だとかなんだろうな横文字をたくさん使うようなことはいたしませんので気軽にご参加ください西野亮廣オンライン講演会マーケティング講座上級編に興味がある方ですねクラウドファンディングシルクハットのプロジェクトページから是非ご参加くださいまそんなこんなで本題に入りたいと思いますえっとですね映画えんとつ町のプペルの公開まであと18日となりましたもういよいよでございます先日初号試写がございましてねそこで業界関係者の方々にはご覧いただいたんですけどももうね本当にみんな涙してくださっていての内容に関しては間違いないもの作ったと胸を張って言えます1日でもね早くも本当に早くも見せたいもう絶対に絶対に満足させる自信があります この消防士車を持って作品の制作は一段落はついてもちょこちょこ手直しはしますが一応ね作品の制作ってなんだか完成をしてですね今はですねプロモーションで各地を回らせていただいておりますまああのいろんな媒体さんの取材を受けさせて頂いてねそこで毎回ですね今回の声優ボイスキャストっていうやり方をしますが今回のボイスキャストさんのキャスティングリールについてその質問をいただくんですね何であの形にお声掛けされたんですかみたいなどうやらねそこに興味を持っていただいているようなので今日はですね映画えんとつ町のプペルの声優さんのキャスティング理由についてお話ししたいと思いますキャスティングリールって言ってもねじゃなかったりするんで あの人によってそれ違う勝手にするんですけども例えばですね主役の二人主役の二人はですねまゴミ人間プペル役の窪田正孝さんと星をさがす煙突掃除の少年ルビッチ薬の芦田愛菜さんそれぞれお声かけさせて頂いたわけなんですけれどもやっぱりねあの今年公開の映画となるとですねコロナのことって外せないと思うんですねで持っていっていうのはですね黒い煙に覆われて空を知らない街なんですねなので皆上を向くことはしないんですよ夢や希望の類を持ってないとこの設定が奇しくも今の世界と僕らが住んでいるこの世界と丸かぶりしてしまっていても今そうじゃないですかも夢とか希望とか持ってないじゃないですかね 映画ベルを見られると思うんですねその時に主人公の声に演技してるなーっていう感じかの嘘臭さみたいなものが少しでも混じっていたらもう見てられないと思うんですはいはいファンタジーならまあそんな桐乃とも言えますよねってなっちゃったらもう負けじゃないですかそれ以降に入ってこないそうで見てられてるみたいな感じなんでなんでそうならないためにですねその状態でプペルっぽい人にお声掛けしようと思いました出てるは無垢で汚れ白なんですけれどももう寝そうなってくると思う久保田さんしか見当たらなかったんですよ 本当に純粋でバラエティ番組に出られてるお姿を見られた方もいらっしゃると思いますが裏でもあのまんまなんですねすいませんすいませんみたいなあの感じなんですよそこにですねと彼の身体の線の細さも相まってもうネットてるぽいなと思ったんじゃね久保田さん自体がもうそもそもブベルっぽいなと思ったんですねそして一方煙突掃除屋のルビッチですね彼はとても可愛らしい見た目をしてるんですけど真ん中にねしっかりとした高芯が筋が一本通っていてそう考えたらですね芦田愛菜さんしか考えられなかったですね可愛らしくて真ん中に映りがとってるって言うね僕らがそこはかとなく感じている芦田さんの芯の強さってあるじゃないですか 人生何周目で追っていうような日でしたが彼女にありますよねやっぱり映画えんとつ町のプペルではそういったですねなんだろな決して演技だけでは話すことができない彼らの声っていうのが欲しかったんですねでアフレコ豊洲に関してはですね過去にも話しさせて頂きましたので割愛させて頂きますが本当に猫の方にお願いして良かったなと思った瞬間は本当何度も何度も何度も何度もありまして今からお話しするのはその内の一階なんですけども今年はねみんな本当にも大変な目にあったじゃないですか飲食店を経営されてる方とかも本当に大変だったと思うんですねもう何度も何度も使用端をあげたくなったと思うんですでもと白旗を揚げる前にちょっと聞かせて欲しいんですけど いや本当にすべての可能性を探ったかっていうことを思うんですね僕なんかは例えばクラウドファンディングで乗り切ったお店もあるわけでそこに対してそれがよく分からないからって言ったか舌倒してしまったりしていないかって思うんですねそれを知るだけで知るだけで守れる店が守れるスタッフが守れる家族はいるわけじゃないですか白旗を揚げるには早すぎるって思う場面で実際になったなと思うんですね僕ら自身も製作途中でコロナに襲われて戦い方を変えざるを得なくなったんですこれがだめならこのためだったんだったらこうみたいな感じで何十回も何百回も繰り返してね別の可能性をずっと探り続けた一年だったんですねそんな中芦田愛菜ちゃん演じるビッチが星の存在を諦めてしまった町の人たちに叫ぶわけです 誰か見たのかよあの煙の向こう側を誰か見たのかよ誰も見てないだろだったらまだわかんないじゃないから アフレコ収録のスタジオにこの叫びが響いた瞬間にブースの外のスタッフ公休だったねまだわかんないじゃないかが今年の自分達に刺さりまくったんですねこの言葉って2020年2021年を生きる人たちに強いメッセージとして残るなと確信しました白旗を揚げるなって言ってるわけじゃないですよ白旗を揚げるのはまだ早すぎるって言ってるんですねこの台詞を確かな説得力を持っている人は芦田愛菜さんおいて他にいなかったんですねやっぱり芦田さんのまだわかんないじゃないかよすぎて CM のプランも大幅変更でその台詞をメインに CM を編集し直したほどです90秒の CM をご覧になられたと思うんですけどもあの言葉ですよね あれってファンタジーのやつなんかじゃなくて今を生きる僕ら一人一人に心当たりがあったと思うんですねあそこに何が入っていたらそうなってなかった役者さんに言ってもらった俺があるのでまたお話ししたいなと思うんですけどもしてはそう言ってお声掛けさせて頂きました本当に本当に最高になっておりますので是非劇場まで足をお運びください 村西な黄色でしたじゃあまたね

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