新人教育について【西野亮廣エンタメ研究所 投稿共有】

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9月10日(火) ※9月12日以降は『いいね』を押さないでください。
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おはようございます。
昨日は、又吉君と梶原君と『ぼくらの時代』(フジテレビ)の収録があったのですが、又吉君の小説の話や、梶原君のYouTubeの話で盛り上がっている時に、スタッフさんから「恋愛について」というカンペが出たので、「テレビって、こういう視聴者が興味をひく(理解できる)話を引き出そうとするところがクダラナイ。そんな話題、その辺のタレントに喋らせればいいじゃん!ちなみに僕はヤリチンで、SEXしまくってる!」と言って、現場をドン引きさせてしまったキングコング西野です。
フジテレビさん、ごめんなさい。
とはいえ、とても親切なスタッフさんで、とても楽しい収録でした。
是非、御覧ください。
さて。
今日は『新人教育』について、お話ししたいと思います。
経営者や上司、先生や、お父さんお母さんに響くと嬉しいなぁと思います。
『株式会社にしのあきひろ』は、この夏、3人のインターン生を預かることになりました。
社長はヤン君にあげたので(僕は役員か平社員)、インターン生の面倒はヤン君や、田村Pがやってくれているのですが、一応僕も先輩なので、一緒に呑んだ時にアドバイスを求められたら、「こうした方がいいかもね」ぐらいのことを偉そうに言っているような気がします。
酔っ払って覚えていません。
インターン生に限らず、僕が後輩を育てる(ときどに育てられる)時に心掛けているのは、以下の二つだけです↓
①調子にのらせる。
②責任を背負わせる。
理由を説明します。
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①調子にのらせる
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成長する人と成長しない人の違いは、「早いか、遅いか」の一つだけです。
僕は『失敗』を決して怒りませんが、『遅い』に対しては本当に(ビックリするぐらい)怒ります。
“遅い”と『失敗』もしなければ、『成功』もしません。
20歳から80歳まで働く(成長期間)として、僕らは「60年間」の戦争に臨むことになります。
明日や明後日の成功や失敗なんてもはやどうでもよくて(そんなの些細すぎる!)、成功や失敗からデータをできるだけ飲み込んで、できるだけ改善を繰り返し、キチンと60年間戦える身体に仕上げてとくことが重要です。
シンプルな話、「データ量」の勝負なので、最大のミスは『失敗』ではなく『遅い』です。
そうなってくると、「怖いなぁ。どうしよう…」「失敗したくないから、キチンと準備をしよう…」とウジウジ立ち止まっている時間が一番無駄で、立ち止まらせない為に「あれ? 俺、もしかしたらいけるかも!」と勘違いさせることが大切なので、「スゲー!」「天才じゃん!」「絶対にいけるよ!」と、おだてまくります。
「豚もおだてりゃ木に登る」と言いますが、木に登ることがゴールではなくて、「木の登り方」や「自分は木に登れない」とイチ早く知ることがゴールなので、おだてます。
おだてずに、注意しまくってる経営者や上司や先生や親御さんは、新人(子供)から『失敗』と同時に『学習』を取り上げてしまっているので、本末転倒です。
一方で、おだてまくった結果、時に新人(子供)は命を落としてしまうような挑戦をしてしまうことがあるので、その時は全力でブン殴って止めた方がいいと思います。
調子にのったら、成功もするし、失敗もするので、基本、新人は調子にのらせた方がいいっす。
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②責任を背負わせる
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僕は「○○の件、よろ!」とインターンの子に課題を丸投げしますが、課題の解き方までは指示しません。
自分達で考え、企画し、その時に予算が必要だったら自分達でヤン君に提案し、自分達で予算を引っ張ってもらうようにしています。
勿論、とんでもねー大ミスを犯してしまった時の責任は会社がとりますが、それ以外は全て自己責任で動いてもらっています。
彼らのFacebookやnoteを見て、「へぇー、今、こんなことやってんだー」と知ることが珍しくありません。
『(株)にしのあきひろ インターンの日常』
https://note.mu/banana_am/n/nc6f6792a9693
昨日、「株式会社にしのあきひろが出資している会社や、ライセンス契約している先を、インターンの子達にも事細かく共有しよう!」と提案してみました。
「契約しているのなら、○○にもっとコストを割こう!」という判断は、社長や田村Pや僕ではなく、インターンの子達がやった方が、(自分達の判断なので)インターンの子達が頑張るからです。
要するに、「たくさん判断させる」ということですね。
今、ラオスに小学校を作っているのですが、その小学校の開校式に呼ばれているんですね。
昨日、その件で、インターンのセトちゃんから「僕、ラオス行きますんで」と決定事項の連絡があって、吹き出しました。
「なんで、決まってんだよ!」なのですが、最高です。
「好きにやらせてあげるし、失敗しても怒らないから、そのかわり猛スピードで、誰一人見捨てない超面白いことをしてね」という関係の方がフェアでイイです。
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まとめ
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これらは僕の原体験が元になっていて…僕が子供の頃、家の前の道路に軽石(白い石)で、大小様々なウンコを毎日描いていたんです。
ある日、さすがにシビれを切らした近所の人が我が家に怒鳴りこんできて、近所の人から「どういう教育をしてるんですかっ!」と僕の親がメチャクチャ怒られちゃったんですね。
近所の人が帰った後、僕は親からメチャクチャ怒られるものだと思っていたら、翌日、父ちゃんが会社から大量のコピー用紙を持って帰ってきて、「たぶん、道路よりも、こっちの紙の方が描きやすいよー」と、さらに描く環境をプレゼントしてくれたんです。
これを言うと、結構、驚かれるのですが、生まれてきて今まで、僕は父ちゃんに一度も怒られたことがないんです。
とにかく誉められて育ち、そこまで裕福な家庭ではありませんでしたが、表現する環境だけは与えられて育ち、今に至ります。
もっとも「西野亮廣が正解か?」というと、非常に怪しいところではありますが、少なくとも西野亮廣を面白がって来てくれた子達には、西野亮廣が育った環境(よりも少しイイ環境)ぐらいは最低限用意してあげようと思います。
①調子にのらせる。
②責任を背負わせる。
①②をすると、予想外のトラブルが自分に舞い込んできて、ドサクサに紛れて自分も成長するので、結構オススメです。
現場からは以上でーす。

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