今にも負けそうなキミへ【Voicy文字起こし/西野亮廣エンタメ研究所 】

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ボイスメディアVoicyの「西野亮廣エンタメ研究所」チャンネルの文字起こしメモをしています。ほぼ写経のような感じでやっています。書き損じはご愛嬌で。

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目次

頑張ってね。僕も頑張る

 

もうずっとずっとずっと前から喋りたかったえんとつ町のプペルの話をさせてください今年12月にね映画公開が決定した煙突町のプペルっていう物語はこんな独白から始まるんです。

煙突町は煙突だらけそこかしこから煙が上がり頭の上をもくもく黒い煙でモクモク煙突町に住む人は青い空を知りません輝く星を知りません。

まああのお土産たところで黒い煙しかない街の人たちは、見上げることしないんです。

みんな下を向いて暮らしてるんです。

そんな中、煙突掃除屋の少年とゴミから生まれたゴミ人間が、頭の上を覆う黒い煙の向こう側にあるかもしれない世界に思いを馳せるんです。

少年の父が、少年に星の存在をほのめかしたのがきっかけです。

とたん、街の人々はそんな二人を執拗に攻撃するんです。

街の人々は、見上げる者を決して許さない星なんてあるはずがない見上げるなって言うんです。

もうお気づきかもしれませんがこの煙突待ちというのは、まあ夢を語れば笑われて行動すればたたかれる現代社会です。

これファンタジーじゃないんですよ。

全て僕らの身の回りで実際に起きてることで。

まあきっと今この瞬間も、どこかで殺されてる夢っていうのがありますよね。

少しでも目立ったりだとか少しでも間違っちゃうとSNSで誹謗中傷が始まってメディアがそれを大きく報じて。

さらに誹謗中傷が加速して社会から抹殺されるところか場合によっては命の火を消されることもある。

もう誰もこの流れを止めれないんです。

とても今希望なんて持てない。

ご多分に漏れず僕にも、夢を語って日本中から何年も何年も攻撃され続けた時代ってのがあったんです。

これがえんとつ町のプペルを書くきっかけとなった時代です。

あの別に今更恨みなんて一切ないところは本当に本当にもう一ミリもないんですけどもただねこういうことがありましたっていうその事実を話したいんですけども。

当時でもある大きな大きな番組でひな壇番組の出演を断ったキングコング西野。

その現場にいないキングコング西野を番組出演者を始め、番組スタッフ全員が、電波に乗せて結構なんだろうなアレなことがあったんですよ。

それは笑いと呼ぶにはあまりにも陰湿な時間で。

僕は、その光景を、テレビの前でずっと見てたんです。

公共の電波でまたのゴールデンタイムでそんなことをやるもんですから多くの国民が先導されて何時からかねまみなさんもこれはまあご存知だと思いますがいつからかキングコング西野っていうのはみんなが殴ってもいい人間になっちゃったんです。

もうお家は多分辛いと思いますが実際にそうなっちゃったと自分の意思に従って言ったらこのザマでも散々やることなすこと否定されてついには、僕の中まで否定され始めたんです。

西野は評判が悪いから付き合わない方がいいとか一緒に働いてるのを見損なったわとか。

そんな言葉で責められて言い返せずに作り笑顔でやり過ごしたことです。

僕に告白して悔し涙を流す仲間を、僕はもう何回も見てきたんです。

きっと今、あの日の僕と同じような目にあってる人がどこかにいると思います。

もしかしたらあなたが欲しいんだよねそれってやりきれないですよね。

自分は自分の人生を生きているだけでその生き方を他人に強要しているわけでもない。

あなたはあなたは僕は僕として各々の人生を生きればいいだけなのに、どういうわけか横から口を挟んで来られて笑いものにされて否定されて殴られる。

僕はその痛みをよく知ってるんです。

えんとつ町のプペルっていう物語はそういう人に寄り添うように書きました。

ただ周りからねに不尽な攻撃を受けている人を慰めるだけではなくて、そういう攻撃を受けている人が向き合わなきゃいけない問題についても正直に書いています。

もし、あなたが今夢を語って理不尽な攻撃を受けているのであればこれからお話しすることをどうか覚えて みんな、みんなってなあなたの周りにいる皆さんのこと、みんなもともと夢のようなものを持っていたと思うんです。

だけど大人になるにつれ体格とか才能とかかけ家庭環境といった様々な条件を鑑みて、折り合いをつけてその夢を捨てたゴミにしてしまったんです。

ところがあなたはみんなが捨ててゴミにしてしまったものをまだ大切に抱きかかえていて磨きをかけて何なら輝かせようとしてる。

みんなからするとそれ輝いてもらっちゃ困るんですよ。

それが輝いてしまうとあの日それを捨ててしまった自分が間違いだったことになってしまうから。

要するに、夢を追う人というのは捨てなきゃよかったのにっていう刃を、常に相手の喉元に向けている。

本人にその自覚がないから相手からの攻撃を理不尽としてしまうんですけども、もしかすると先に攻撃を仕掛けたのは夢を追っているあなたの方かもしれない。

僕ねずっと不思議だったんですよね。

ひな壇に出ないって言った時にそのライバルの芸人さん達からひな壇に出ろやと言われたんですよ。

おかしな話じゃないですか。

僕がいなくなったら咳がひとつ開くわけだから都合が良いはずなんですよ。

ひな壇に出ないって言った時にアンチ西野と呼ばれる方々からひな壇に出ろやと言われたんですよ。

西野が視界から消えた方が都合がいいはずじゃないですかあんだけどよって言うんですよ。

これは、絵本を始めた時もそうだなクラウドファンディングを始めた時もあれもこれも、あなたに何の迷惑をかけたの何をそんなに怒ってるの何でわざわざ僕にチャンネルを合わせてくるのって思ってたんですけども違うんです。

みんなどっかで折り合いをつけたから折り合いをつけずに生きられることが証明されてしまうと具合が悪いんですよ。

僕知らない間にずっと彼らのことを攻撃しちゃってたんです。

である時から、この夢を追うっていうのはとても罪深い事なんだなと思うようになって。

その頃から、相手の痛みも見えてきて。

本当にその頃、いろんな 応援してもらうようになってきたんですよね。

僕は、どこまで行っても自分の話しか書けないので煙突の部分っていう物語は日本中から迫害をされてもう何回も何回も何回も何回も負けそうになった僕の物語ではあるんですが、挑戦する人はみんなね思い当たるところがあると思います。

なんでこんな目にあわなきゃいけないんだとか。

僕は何をしたんだ。

なんでこんなみんな僕のことを殴ってくるんだ。

っていう思い当たるところ結構あると思うんですよ。

今日ねあの何年も準備を進めてきた映画えんとつのプペルの予告編30秒バージョンが、東宝 MOVIE チャンネルで公開されました。

もうなかったらここまでいろんな思いがある中も丁寧に丁寧に作りましたので是非一度見て下さい。

リンク貼っておきますね。

僕は、エゴサーチまなので YouTube のリンクを貼った上で感想を Twitter でつぶやいていただけると必ず探しに行きます。

あとそうだな僕だけじゃなくて、一緒に本当に大勢のスタッフで作っているのでその皆様の感想、スクショしてスタッフさんにお見せしてこんなこんな声届いてるよーとかこうやって感じで喜んでもらってるよみたいなことを仲間のスタッフに共有したいのでぜひ、 Twitter でその YouTube のリンクを貼った上で感想をつぶやいて頂けると嬉しいです。

ごめんなさい。

わがままを言っちゃってでもそうやってもらえると嬉しいです。

あとこの作品が、今負けそうになってるあなたの支えになると嬉しいです。

映画公開は、少し先の今年の12月なんですけども是非見にいらして下さい。

その頃には コロナが落ち着いてるといいです。

今年散々やられたからみんなね最後は明るく終わりたいです。

ずっと応援しています。

キングコングの西野亮廣でした。

頑張ってね。

僕も頑張ります。

じゃあまたね。

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